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御津(みつ)蔡伽(さいか) 男　37歳 敬語の男。 「御津です。御津蔡伽……好きなように呼んでください。サイくんでもみーちゃんでもいいですよ」 「作れって言ったのは国でしょうに。困りますね…人間というのは本当に」 「軍の訓練学校に入るのは強制でしたからね…そこから技術部に引き抜かれただけで僕だって軍人です。銃くらい扱えますよ」 「僕」「あなた」「あの方/〇〇さん」 D国の辺境地域…ありのまま言えばドドドド田舎出身。なので首都まで出てきて大学進学した。両親はその頃に他界し、兄弟は特にいない。 ちょっとお茶目なところがある。 趣味はどうしようもないことについて考えること。 好きな食べ物は柑橘系。 寝不足で隈あるし、髪の毛ボッサボサだし伸び放題だし、ぱっと見すっげー暗いやつに見える。でも話してみると結構気さくで話しやすい。 D国について ディジュリア国。 東の方にあり、元は世界全体から集まった行き場のない移民たちの集まりであり、第三次世界大戦の30〜40年ほど前に移民保護自治区が独立して出来たばかりの小さく歴史の浅い国。 移民保護自治区そのものは大戦の100年ほど前からあった。元が元なため国民の団結力は強く、又、政府の独裁性・強制力も他国に比べるとすごく低い。公用語は世界共通語だが、それぞれの家系(どこの地域の血筋か)によって違う言葉も話せる人が多く、バイリンガル及びトリリンガルが多いことが特徴。名前も国際色豊かで、基本的には共通語で記名を行うがそれぞれの言語での綴りも書ける人が多い。 蔡伽は東洋の血を引いている一族の出。 ───────────────── 作れって言われたから作った。 所長やれって言われたからやった。 作った者に罪があるのか。作られた物に罪があるのか。 使った者に罪があるのか。使われた物に罪があるのか。 壊した者に罪があるのか。壊した物に罪があるのか。 破壊の元凶に罪があるのか。 この戦いの責任はどこにあるのか。 己の罪は本当にこの戦いの責任を負うに足るものなのか。 よく、わからない。 わからないから、きっと僕は、言われた通りに死ぬしかないのだ。 ──────────────── そんな感じ。 【蹂躙するは我が手にて 通過後】 みんな今後少しはゆっくりできるといいなあと思っている。なお自分は残業マンなので隔離されていても政府の方から技術的な助言を求められるたびに五徹する日々が続くであろう。悲しきかな、一番長い休暇は投獄中であった。 でもそれはそれで楽しいのでいいかな、と思う蔡伽なのだった。 どこまで行っても社畜ってわけ。 でも休む時間は増えたので目の下のクマは徐々に薄れつつある。あと入浴やら食事やらがしっかりできるようになったので髪質も良くなった。具体的に言うとボサボサ感が減った。よかったね。

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