タグ： ぺよ プルガトリウムの夜

▽以下通過シナリオネタバレ有 ─────────── ◢通過シナリオ 　プルガトリウムの夜/HO1 　 ─────────── 仙福 貴臣（せんぷく たかおみ）/34歳/178cm 刑事（職業ベース：刑事/2015） カラーコード:#d83473 一人称/俺　二人称/お前、君 「Hey！BANG！ハハッ！驚いたか？」 「は～俺ってば罪な男だなあ♡お前らもそう思うだろ？」 「油断すんなよ、その傲りで大きく人生が変わるかもしれないぞ」 【取得技能】 回避、キック、拳銃 応急手当、追跡 聞き耳、目星、図書館 言いくるめ、説得 心理学、法律、芸術＜手品＞ ─────────── チャラけた言動が目立つ男。 人が驚き、その後に見せる素の表情（笑う、怒る等）が好き。隙あらば趣味の手品を披露してくる。 「油断すんなよ♡」が口癖。 自分の顔の良さを自覚しているため、イメージを崩さないよう身だしなみには気を付けている。 ─────────── 刑事を志した理由は幼いころ妹と共に事件に巻き込まれたことにある。 路上で起きた無差別殺人の現場に居合わせたのだ。 貴臣は妹の腕を引いて必死に走ったが、子どもの出せる速度なんてたかが知れている。 すぐに追いつかれて後ろにいた妹はあろうことか顔面を切り付けられた。 聞こえた絶叫に慌てて妹を腕に抱え込んだ貴臣自身も背中を切り付けられたものの、その直後に駆け付けた警察に犯人は取り押さえられ、二人とも命に別状はなかった。 しかし顔に傷を負った妹は命は助かったものの片目の視力を失い、顔には大きな傷が残った。 妹自身は今も明るく過ごしており、この事件によって悲観的になってはいないが、貴臣自身は一緒にいたにも関わらず守ってやれなかったことを悔やんでいる。 守るべきものを守れるように刑事になることを目指した。 犯人逮捕がその近道だと信じていたのだ。 昔からやや自信過剰で調子に乗りやすい性格ではあった。 学問、運動…もちろん拳銃の腕も申し分なく、順風満帆な刑事人生を送っていた。 ──────１年前のあの事件が起きるまでは。 今まで何の問題も起きていなかったのが幸運だっただけかもしれない。 「俺なら絶対に下手をうたない」そんな傲りが生んだ事件だ。 犯人逮捕がなにより人を守る近道だと信じ、そして自分なら外すはずがないと思っていた貴臣は発砲することを選んだ。 結果がああだ。あれは事故ではない、事件だ。 しかし組織は貴臣を罪に問うことなく今もなお刑事としてその座を与え続けている。 自分はまごうことなき人殺しだというのに？ 刑事の座を退くことは許されないのだと思った。 あの時撃ち殺してしまった部下の視線が、腕が、足が、絡みついているように感じる。 自業自得だと理解していながらも、繰り返し見る悪夢に耐えられなくなり酒を煽るようになった。 自分が刑事をやめる時は死ぬ時だ。 「油断をするな」これは自分に言い聞かせている言葉だ。せめて、もう二度とあんな過ちを起こさないために。

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