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HO1　橘　憂月（たちばな　うづき）　18歳 現役高校生兼ギターボーカル 「好きこそものの上手なれ」とはきっと彼女の生き方を指している。 物心ついたころから歌うのが好きで、一人の帰り道、家の中ではずっと歌っているような幼少期であった。 小学一年生の頃に英語の先生が授業で洋楽を弾き語りをしているのをみて、「うーちゃんも、ぎたー、やりたい～～～～～～」とごねて誕生日にミニギターを買ってもらってからは毎日欠かさずギターに触れている。 中学ごろから親の勧めでネットに触れ弾き語りの投稿を始めるが大海には挫折の種が沢山潜んでいるものである。 うまく弾けないことに、動画が伸びないことに、思うように歌えないことに、圧倒的な才能を目にしたことに、誰かの批判の言葉に傷つき苦しみ、一時期は毎日嘔吐をしていた。しかし、それでもギターと歌から離れることはせず意地でも食らいつきある程度の知名度を得ることになる。 高校では軽音部に入部し、音楽を誰かと一緒にやる楽しさに気づくが「もう少ししっかりやりたい」と感じ、SNSのつながりから「Spring Knows My Free」を結成することになる。最年少ではあるが呼びかけたのが彼女であったことからリーダーになる。 苦しみもがいた先に、彼女の音楽にひたむきに取り組むその姿勢は人を惹きつけて止まない一種の才能へと変化していく。 明るくハツラツとしているがどこか背負いすぎるところがある。 1.いつ頃から音楽を始めましたか。きっかけは何ですか。 　「ちゃんと取り組んだのは小学生のころからだと思うけど…、ううん、気づいたら歌ってた気がするな～。 　　最初は、お母さんの子守歌とか、『おかあさんといっしょ』の歌とか耳にしたものを歌ってたんじゃないかな。 　　あ～でもお父さんとかお姉ちゃんがよく車でロック…それこそ『ザ・ウィンドフォールズ』の曲を流してたからそういうのも口遊んでたかも！」 　「ギターを始めたのは小学校の頃の英語の先生が弾き語りを披露してたからかな～。だからアコギから始めたの、最初は。　 　　でも、やっぱりかっこいい曲はかっこよくやりたいじゃない？そしたらお姉ちゃんが『エレキギター始めない？』って言って動画見せられてどっちもやるようになったよ。」 2.担当楽器へのこだわりは何かありますか。 　「昔から付き合ってきた楽器だからね。それだけで愛着はあるかな。始めたのがベースだったらベース一筋だったかもね。 　　やるうえでこだわってる…というか大切にしていることは、弾き語りをするときもそうだし、バンドをやるときもそうだけど、やっぱりみんなに支えてもらってそして一番目立つ楽器だからこそ、バンドの中で一番上手くあるべきっていうか…、誰よりも完成度の高いものでありたいとは思っているかな。『バンドの顔である』という自覚をもってやってる。それでいて私がハコの中でだれよりも一番楽しむ！これに尽きるかな。もちろん皆はおいてかないよ？」 　 3.あなたにとって「ロック」とはなんですか。 「やっぱり、最高にクールなもの！でも私たちにとっての『ロック』は『春一番』みたいなものかな。」 若くして亡くなった姉がいる。動画投稿を憂月に進めたのは姉である。 姉→橘　朔葉（たちばな　さくは）

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