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家系が怪盗で父母共に優秀であった。本人は小さい頃から周りからちやほやされていたため過度な自尊心を抱いている。が、実力は平均。努力家な者、実力のある者はきちんと認める面もある。 表ではそうなっているが、それは仕事の話であり、怪盗ではない籠鳥響也になると、良く言えば物腰柔らかく、悪く言うとなよなよしている感じになる。 ちょっとマザコン気味。 得意なことは変装、声真似。苦手なことは隠れる、静かにすること。好きなものは砂糖いっぱいの紅茶、嫌いなものは父親。 趣味は機械いじり。モノを分解する過程が好きなんだそう。 ------------------------ 豪華客船での一件より誰より人の変化に敏感、相手を守らなくてはいけないという気持ちが強くなる。反比例するように自分が人間としてどれほど未完成かを噛みしめるようになる。 海恐怖症。(潮の香り、揺れる波、音、揺さぶられ持っていかれるような感覚が苦手) 銭湯では身内だけでなく他所の者にもとんでもないことをしてしまったことで深く反省をしている。なんとなく人妻感が高まった気がする。 動物園では「自分が福引で当てたチケットを使うとロクなことがない」という運がいいのか悪いのかわからない教訓を胸にまた深く反省をすることになる。鳥さんを見るとちょっと話しかけてみたり。(当然通じない)どことなく幼女感が高まった気がする。あの時興奮していた永渡さんに警戒心を抱くことになる。赤城くんはいい人。仲良くなりたい。 煙の城壁ではもっと団長らしくびしっと決められたらなあと思う。このままではまずい。 案の定1度解散した。草 南の島では、小さい頃に仲良くしていた天童寺明雅(以下天童寺くん)と再開の後、旅行に行くことになる。仲良く出来たしみんな助かったしよかった！という感じ。天童寺くんとのやりとりには謎の新鮮さを感じている。 --- 天童寺くんとの関係としては、10年ほど会っておらず、小さい頃は親の付き合いやらで遊んだりもした。「きょーやお兄ちゃん」と言われておりそれがまた新鮮で嬉しかったのかお兄ちゃんぶりたい。でも本人は覚えていない上今はもう呼んでくれないのでちょっと悲しい。ちょっと！ また、七歳の頃に誘拐されており、身代金の要求をするも、親からは「籠鳥家の人間ならそれぐらいは自分でどうにかしろ」の一択であった。この頃から怪盗としての素質を買われなくなり、親も相手にしてくれなくなっていたため、この言葉は彼に大きな追い打ちをかけた。なんとか帰って来るが、その頃にはもう、彼の姿は親の目には入っていなかった。会いたかった弟に会おうとするも「体調不良でいない」と言われる。それが屋敷の外の人間との最後の会話であったといえる。心配だけどあっちゃんなら器用だしうまくやっていけてるかも、と信じることにした。 そこから10年も彼は表舞台に出ることはなくなるが、「1人じゃダメなら誰かと力を合わせてもいいじゃない？」という母の言葉から、彼の人生は大きく変わることになる。

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