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白々明けに我が牙と舞え 名前 ノーチェ=エルヴェ・カレスティア 男/178cm 僕/君、貴方 〜様 ○小さい頃から両親に「神の子」と崇められ育つ みるみる内に事態は悪化しカルト教団と果てる。これは両親による計画の1部であった。何も知らぬ我が子を教祖と称し信者から金を巻き上げる悪徳な新宗教である。 本人に大した力はない。只、余りにも周りが崇めるので周りの人のオーラがボヤッと見えるような気がする(気の所為)周りに流されぼうっと生きてきた。自ら何かを決めた事がない為、不安な事があると手元のロザリオをギュッと握る。 ○崩壊 余りにも物事が上手く進むもので、調子に乗った両親は信仰内容をどんどん過激に、悲惨な物に変えて行くのだった。事態が悪化した信者の1人が正気に戻り、これは可笑しいのでは無いかと夜中に教団を去り、街へと逃げ出したのだ。街にはたちまちカルト教団の悪い噂が広がって行く。取り締まりが来るのは時間の問題だった。捕まる前にと両親はノーチェを置いていきあっけらかんとその教団は朽ちていった。残されたノーチェは自ら何かを成すことが出来ない。お人形として育ってきた為、行く宛もなければ生活力も無い。只自分を追い詰める追っての数は後を絶たなかった。被害者の元信者、警察官、教祖として顔が割れていた為街に繰り出す事も難しいのだ。廃墟のビル 身を潜めて数日過ごしたが、朽ちた天井を見つめ思う。段々と、苦しみながら生きている意味が分からなくなるのだ。そうだ死のう もう息するのも面倒くさいから。 判断力がクソの受け身。狂った環境で生きてきたので大抵の物事には動じない 例え吸血鬼様が自分をさらおうとも。 「いっそね、僕なんか 死んでやろうと思ったんですよ。というかね、今まで生きてこれた事の方が奇跡なんですよ。なんたってこんな人間、なんの力も無いんですよ。知ってたはずなのに、それをも蓋して生きてきたんですよ。僕、極度の面倒臭がり屋なんだって、今気付いたんですよね」 「えーと……うん、そうだ、決めた。貴方が言うのならついて行きましょう。僕、貴方みたいな綺麗な人に弱いんです。だってほら、どうせこの命くれてやるなら綺麗な人が良いでしょう。信者にはおじさんとおばさんばかりでしたから。あ、文句は無いんですよ。だってあの人達、こんな僕に沢山尽くしてくれたんですから、感謝していますよ」

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