タグ： ざいちか 073 お疲れ様

品行方正な好青年。もうすぐ三十路のおっさんになるけど。 世話焼きが過ぎて最近ストーカーと化した。 もともと世話焼きなほうではあったが、幼い頃、世話を焼いていた愛猫の最後を看取れなかったのをきっかけに世話焼きに拍車がかかった。 特別親しい子ができるとまず離れたがらない。登下校は勿論のこと、トイレに行くのも一緒が当たり前。 それから自分の手で何かさせたがらない。勉強を一緒にしようものなら手取り足取り解き方から答えまで言ってしまうし、食事をしようものなら自分の箸から食べさせようとする。 とにかく自分なしで何かされるのが嫌で嫌で仕方がない。 両親も周りの大人もほとほと困った顔をしていたが、正直本人に悪いことをしている自覚はない。 大人になってパーソナルスペースというものを理解してからは多少丸くなった。 が、特定の人物に絞っていないというだけで自分の手料理を振舞ったり、悩み相談を受けたりで誤魔化してるだけだったりする。 ちなみに最近ストーカーしてる相手については「最近恋人ができて世話をするのが楽しい」と人前で堂々と話しているが、「あぁ、いつものか」という感じで受け入れられている。びっくりだね。 「お疲れ様です。お届け物ですよ～。」 「ご飯おいしい？おかわりあるよ？」 「えへへ、ずっと俺と一緒だからね。離れないよ。」 【通過済シナリオ】 ・奈落の恋人(予定)

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