タグ： 失われた世界の魔法少女

不登校気味でほとんど自宅にこもって生活している中学生。 そうなってしまった理由は、彼女の趣味である「魔法少女」を周囲にからかわれ、それが徐々にエスカレートしていったことに起因する。 引きこもってからも魔法少女へのあこがれは強く、時折地元の田舎町を離れてはコスプレイベントで魔法少女に扮していた。 そんな「お前ら」状態の彼女であったが、あるイベントにてオーヴァード能力者の引き起こしたテロ行為に巻き込まれる。 戸惑う彼女であったが、普段引きこもって運動不足の体は思うようにその場から逃げることができず、 騒動を起こした能力者による攻撃で深手を負ってしまう。 彼女を救ったのは、奇しくも（無能っぽい）魔法少女？のようなコスプレをしたオーヴァード能力者、対馬秋であった。 対馬によって無事に保護された初雪であったが、負傷した際にレネゲイドウィルスに感染、 結果、魔法少女への強いあこがれを具現化する形で彼女もオーヴァードとして覚醒した。 オーヴァードとしての能力を行使する際、彼女は容姿が著しく変化する、という特徴がある。 これもまた「魔法少女」への強い憧れのなせる業であろうか。 そのことを本人は大いに気に入っている様子で、瞬時に衣装に着替え、文字通り「変身」することを大いに楽しんでいるようだ。 ただ、その反動なのか、それとももともとそうだったのか、変身していないときはまるでやる気が感じられない。 明日になったら本気を出すらしいが…。

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