タグ： ないぴょん

　とある町で、母親と２人で洋菓子店「ＦＵＪＩＹＡ」を営んでいる地元では有名人な女性。 　性格的には、一人称は「俺」、仲いいやつには名前を呼び捨てで呼んでいる。洋菓子つくりの腕前は見た目によらず、とても繊細で器用な作品を作り、見た目と味にはとてもこだわっている。何度か洋菓子のコンクールで何度か賞を取ったりしている。とても気前がよく、軽率に来てくれてたお客様に作ったお菓子のあまりなどを上げている。 　基本的には気さくであり、初対面でも気軽に話しかけるくらいには人見知りもせずノリがすごくいい。その反面、恋愛ごとにはうぶであり彼氏もできたことがない。恋愛話は興味があるものの、自分から積極的には話さず、聞かれたら真っ赤になるほどめっちゃ恥ずかしながらも話す。 　彼女には弟がいるが、現在都内の高校に通っており、一人暮らしをしている。弟も、彼女に似てすごく手先が器用であり、よく弟との合作を作ってる。 　小さい頃、パティシエ夫婦の間で生まれた彼女はずっと両親の背中をみて育ってきたので、将来お菓子屋さんになることを夢見ていた。しかし、小学生３年生の頃、父親が突然倒れその後帰らぬ人となった。残された母親と彼女は暗く、絶望の淵にいたが家族の支えもあり女手一つで洋菓子店を切り盛りするようになった。それを見た紫苑は母親を心配させまいと、自分なりに母親を支えると決意。自ら積極的に手助けもしたのだ。 　中学のときは父親が学生時代にやっていた柔道をやることを母親に勧められ、お店の方は大丈夫かと伝えたがちゃんと自分のことも考えてくれる母親に助けられ、中学の三年間は柔道に打ち込む日々を続けた。その結果全国に行くほどのレベルには達しなかったが、県大会上位レベルの実力を身につけた。このときから、元々肌が白かったのだが焼けてちょっと褐色気味な肌へと変わっていき、スポーツをしている健康的な肌になった。高校のときは、アルバイトをしながらお店の手伝いをしながら生活をし、卒業後はお菓子作りの勉強をすべく専門学校に通い卒業して今では母親と肩を並べて父の代わりに母親とともに洋菓子店を切り盛りしながら生活をしている。父との思い出が詰まっているこの場所で。

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