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”　誇り高い（まっしろな）狼は、死んだ狼たけだよ ” 面影島事件以来、発見・確認された人格を得た《真神伝承》。 かつてこの島国で人々の生活に寄り添い栄え、 人々から見捨てられ餓死した大神信仰…… 面影島事件以来爆発的に増したレネゲイド濃度により自我を持った”最期の友人” 作物を荒らす中型の草食動物を食べる狼は永く日本において益獣であり、神使として敬われ、人々とともに栄えてきた。 稲作の普及による「稲荷信仰」への移り変わり、西洋化に伴う「狼＝悪」という概念の輸入が重なり多くの狼が駆逐され、この島に満ちた真神信仰は枯れ、多くの信仰が喪われた。 小霧もまた人知れず絶えるはずの伝承であったが、自然信仰に恵まれた田舎の土地で、様々な自然信仰が複雑に絡み合い細細と、 けれど素朴な人々の優しい想いで紡がれた”混血信仰”だ。 神使として祀られた美しい純白の毛皮は健在に見えるが、 その毛髪も《白狐》の伝承の影響である。 RBとして覚醒した時感じたものは、哀しみでも 憎悪でもない…… ただお腹が空いたこと、そして供えられた”信仰（ごはん）”の温かさ。 だから彼女は笑う、この同胞たちを駆逐した人の世を恨まず愛している。 永く人の目には見えない神使として存在してきた小霧は 姿を隠すという発想がなく、 RBとして姿を得て間もなくUGNにより保護される。 今では地元の商店街のマスコットとしてコロッケやおいなりさんを受け取っては頬張っている。 その起源が動物であるため基本的にご飯を与えてくれる相手は好き！ 神の神使、田畑の守護者としての守護聖獣、豊穣の神の信仰まで混ざっているかなりいい加減な存在。 その雑種ならではの生き汚さが白尾神使の本質である。 三峯之神の名前すら、存在補強の為にその名を借りているに過ぎない。 ”誇り高い純血種（白狼）”たちの影を背負い、オオカミの絶えたこの地に、最期の友人としてお別れの度が始まる── ─── ロイス 商店街のおじいちゃん・おばあちゃん　友情/無関心　エサをくれるおばあちゃん、頭を撫でてくれるおじいちゃん！みんなわたしたちのともだちー♪ ─────

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