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白面の妖魔の分身体の少女。 平安時代後期、小さな農村で生まれた彼女は、生まれながらに白面の力を宿していた。 人の身でありながら獣の耳や尻尾を持った彼女は、村人や家族から『村の崇り』だと言われ山奥で一人で暮らしていた。 そんなある日、陰陽師と名乗る男が村に訪れ、崇を「やつは最悪の妖怪、白面の妖魔の分身体だ。封じ込めなければならない」と告げ、そんな彼の言葉に従った村人たちの手により長きにわたる封印を施されてしまう。 1000年以上の時が経ちとある少年によって封印が解かれるまで彼女は身を裂くような痛みの中で眠り続けた。 少年、桃矢は、彼女の容姿に臆することなく献身的に彼女に食べ物や衣服を運んだ。 そんな日が何か月か続いたある日、村で不幸な事故が続いた。 桃矢が崇の封印を解いたことを知った村の人々は、その事故を封印を解いたせいだと桃矢を人柱に再度封印を収めようとする。 説得が通じないことを察した崇は、村人を皆殺しにし少年を連れて旅をすることを選ぶ。

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