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2010作家ベース 彼は、昭和の終盤の年に北陸で生まれた。 親は早くに別れ、母親と弟と共に幼少期～高校生時期時期を過ごす。 母親は父がいないことを必死にカバーしようとした疲れからか、精神を病むようになってしまった。 弟は、父が許せないと弁護士を目指した。 彼自身は、わからなかった。 囚われたくなかった。一度は父の事務所に入って乗っ取ることで報復を試みていたが、やはり生に合わないことは無理だったようで断念してしまい、ついでに途中入社した会社で、彼自身もやや精神を病んでしまった。 今はフリーライターとして細々と行きながら生きる意味を探している。 小さな頃の夢は小説家。今もそれを諦めきれずにいる。 彼には彼と趣味嗜好、及び思考が非常に似た友人がおり、彼の存在こそが、彼の心の助けになっている。 シナリオ【楽園】 友人の岳部　龍也を失う。 最後は少しでも人類に貢献して死亡。 ◇大切な人について 岳部　龍也（たけべ　たつや） 他の県に住む友人であるために頻繁に会うことはないが、ほぼ毎日と言っていいほど連絡をとっている同性の友人。 趣味・嗜好・思考が驚くほど一致するため、なにげなく連絡しても会話は途絶えず、通話を始めれば数時間を越えることもしばしば。 同じタイミングで同じ発言をして二人で笑い合うことも。 境遇などにも似たものがあり「そんなところまで似なくてもいいのにな」などとお互い苦笑いしている。 悩みやコンプレックス、自分が追い詰められた時の心情吐露など、本当に気の許せる友人である。 互いに野球の同じチームのファンであり、野球シーズンに入ると、更に話題に事欠くことはない。 土宮が一度精神を病みかけ、もっと絶望の淵へ赴かんとした時、彼の言葉でそれが防がれたことから「お前の人生の半分は俺が握っている」などと冗談で言い合える仲

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