タグ： 瑛嘉玄

※基本ルールブック記載「私立探偵」準拠。個人的な技能として《目星》を選択。 ※新規探索者であり、特別な怪異に巻き込まれた経験はない。 　喪黒(もぐろ)心霊探偵事務所・四月一日(わたぬき)支店・舞原(まいはら)出張所職員。一応探偵事務所を名乗ってはいるが、実際には面倒事を何でも請け負うヨロズ屋に近い。心霊とも銘打ってもいるが、これは広義に普通とは言えない内容の依頼でも歓迎するという意味であり、お化け退治が専門というわけではない。もっとも、お化け退治の依頼が来たとして、寺や神社に持っていくべき内容でないのなら、やはり引き受けてしまうだろう。出張所とは言いつつも、立派な建物を構えているわけではなく、ビルの一角にあるような小さな所である。受付兼経理担当のモブはいるが、探偵業ができるのはこの探索者一人だけである。 　広く浅い能力ではなく、狭いながらも得意分野に特化した能力の持ち主である。交渉も得意であり、正当な主張を以て相手に承諾を得なければならない場合と、金を握らせたほうが話が早い場合の、二種類を使い分ける。探偵業である以上、どうしても人間を相手にする場面は出てくるので、万が一に備え、最低限の護身術も身に着けている。といっても殴るくらいしかできないが、こう見えて殴られると結構痛い。 　身長はかなり小さく、一見ただの少女と感じられるが、話し方や振る舞いにどことなく風格を感じるため、子供と間違われることはそれほど多いわけでもない。しかし酒やタバコ類を買う場合、大抵は年齢確認を求められる。外見だけなら完全に小学生なので仕方がない。ちなみに酒は時々やる程度で、タバコは吸わない。 　性格は好奇心旺盛。それが高じて探偵業をやってる節もある。趣味と呼べるようなものはなく、強いて言うなら仕事するのが趣味。彼女なりの夢があり、それは事件が起こる前に犯人を特定し、そもそも事件を起こさずに事態を解決するというもの。そんなことはまず起こらないと分かってはいるが、一度でいいからやってやりたい。オカルト話に興味はなく、オカルトを信じる性質でもない。不可解な物事をオカルトで片付けることはあまり好きではなく、あくまで論理的な解決を目指そうとする。 　余談だが、彼女はとある一般企業と、少し珍しいタイプの契約をしており、また定期的に契約を延長する旨の連絡を入れている。その契約内容により、契約者本人が死亡するか、その契約が満期を迎えた場合、すなわち予め定められた長期間に渡り一度も連絡が入らなかった場合、この出張所は綺麗に片付けられた上で閉鎖され、経理担当には相応の退職金が支払われる手筈になっている。

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