タグ： 頭夢児島殺人事件

とりかい　あきお 「僕」「君」「あなた」 半分ぐらい敬語で半分ぐらいタメ口 探偵。鳥を30羽飼っている。探偵と大道芸人を勘違いしており、挨拶代わりに鳩で手品をする。今日は最果ての島に行くということで気合を入れて鳩を5羽連れてきた。鳥めっちゃ好きなので事務所が完全にバードハウスで8割の人は室内を見た瞬間回れ右をして帰るが、当人は別に人間のことが嫌いなわけではないというか鳥の次に人間が好きなのでちょっと残念。バードハウス見ても帰らない残り2割の選ばれし人々には（鳩以外は）ごく普通の接客をし普通に依頼を受けて普通に仕事をする。鳥アレルギーの人は普通にごめん。 なお手品の技能値は50％なので半分しか成功しない。失敗したときは何事もなかったかのような顔をして会話を再開する。 外国人薄幸美少年みたいな見た目をしているが純日本人成人男性。年齢はひみつ（考えてないだけです…） 今回は美しい伊万里かなえ殿と伊万里茉莉殿のために頑張るZOI　導入前導入で技能に失敗しまくったので全然島の具体的な情報がないが、どう転んでも怪しいことには違いないのでそれなりに警戒はしている。あと名家の使用人と言うことでお家事情がいろいろとある可能性が十分あるとは思っており、茉莉関連の話は仕事なので首を突っ込まざるを得ないが、そういう余所者は危険分子とみなされるかもしれず、どう切り込んでいくかを考えあぐねている。 こういう時に最初から探偵を名乗るものなのかは全くわからないがPL視点でバレてるんで開き直って最初から探偵を名乗っていく予定。偽の名詞はもしかしたらNPCに使う場面があるかもしれないので念のため持っていく。 ＜1日目終了時のメモ＞ 館マジ怖　これだから島ってとこはよぉ…………しばらくマジシャンで白切るのつらかった　PL全員探偵って知っとるやんけ あと伊奈名探偵と知り合いってマジ？　伊奈名君スペックが高すぎてやばい　この…この女……やばい方向に転がる気しかしね～～～ ＜1日目調査日記＞ 本件は単純な人探しで片づけられる事件ではないようだ。少なくとも、この頭夢児家という家は想像の何倍も複雑な事情を抱えている。 現時点で得られた情報と言うものはごくわずかで、私は伊奈名君――本日再会し目的地を同じくすることになった、稀代の名探偵――のような天才ではないため、ここから何かを導き出すことはまだできそうもない。したがって明日以降の自分のため、また私に万が一があった場合に備えて、本日の調査記録を残す。 何の根拠も具体的な証拠もないが、この館では何が起きてもおかしくはないという予感がある。こうして頭夢児家について嗅ぎ回る私が明日、死体となって転がってもそう驚きはしない。もしそうなった場合はこれを読む人間の立場次第だが、可能であれば活用してほしい。 私の目的を考慮すれば本日の最も重要な情報は、「伊万里茉莉の辞職は2年前である」ということだ。伊万里かなえの「2年前から頭夢児家に住み込みで働いており、数か月前の手紙を最後に連絡が途切れた」という供述とは明らかに食い違っている。どちらが真実でどちらが嘘か？ 依頼時の伊万里かなえ氏は明らかに動転していた。楽観的に考えた場合、伊万里かなえ氏は精神的に相当疲弊しており、娘は実際には2年帰ってきていないにもかかわらず、その期間はここ数か月であると誤認しているという可能性はある。 問題はそうではなかった場合だ。伊万里かなえ氏は娘を口実に私をこの島にけしかけたのではないか？飛行機のチケットも12/25指定であったことを鑑みるに、今日この日にこの島に人が集まることに何らかの意味がある可能性がある。これは特段私でなければならなかったということではないだろう。人が集まりさえすれば誰でもよかったか、あるいは探偵という職業でこの場を撹乱することを目論んでいるかのいずれかだ。後者の場合は伊奈名君への依頼もおそらくは同じ目算でなされている。 なお使用人の此ノ花留芽氏曰く、以前は本土の人間も使用人として多く雇っていたものの、体調不良や身内の介護などで辞職が相次ぎ、それを気味悪がった他の人間も次々と島を去っていったとのことだ。実際はこの時期に茉莉氏も辞職していたのだろうか。 かなえ氏からも名前を聞いていた、土倉枕氏にも話を聞くことができた。依頼人の身元や依頼の真偽は確かなのかと問われたがごもっともである。かなえ氏と茉莉氏は容貌もよく似ていたために、彼女らが親子だと、そして依頼内容が真実だと信じて疑わなかったのは私の過失だ。しかしこの場で調べる手段もない以上今取れる最善手を取るしかない。 土倉氏が茉莉氏と仲が良かったのは事実であるようだ。「そのころから奈御お嬢様がおかしくなった」という聞き捨てならない発言もあったが…こちらは後述する。情報と引き換えに提示された条件は以下の通り。 ・真実を追い求めるあまり、無闇矢鱈に死体を増やさないこと。 ・「この館で何か事件が起きた場合、」無実であると思われる館の人間をできる限り保護すること。 ・何も起きなかった場合は我々が島から去ったのち、一月後に情報を開示する。 …まるで事件が起きることを予測しているような物言いではある。また無実であると思われる人間の判断基準が明確でない以上、少々分が悪いとは感じるが、飲むことにした。私とて人命を軽視しているわけではなく、無闇に人を死なせたいわけでもない。……伊奈名君はやや事件というスリルを求めてこの仕事をしている節があるが…、私としてはこうして彼らの生活を荒らしていることそれ自体申し訳ないとは思っているのだ。 そもそも彼が信用できるという保証はどこにもないが、彼の「お前たちには何事もなく帰ってほしいと思っている」という言葉に嘘はないと思った。だから彼に賭けることにしようと思う。 なお、彼の部屋には拘束具のようなものがいくつかあった。また1階倉庫であるが、あのドアには外鍵しかなく、簡易的な牢獄のような構造である。これらを考え合わせるに、人間を拘束して閉じ込めなければならない状況に度々陥っているのではないだろうか？ 短絡的だが「奈御お嬢様がおかしくなった」という発言から、それは頭夢児奈御に関係するのではないか？有り体に言ってしまえば拘束されているのは頭夢児奈御なのではないか、ということだが、これに関しては推論でしかないため明日以降に確認する。 もう一点記載しておく点として、伊奈名璃々那君の状態が気がかりである。 彼女は「この島は狂っている、このままだと殺される」という手紙を受け取ってこの島にやってきたそうだ。夕食後21時頃、今後の方針に齟齬があっては互いに不都合だろうと思い、確認のため彼女の部屋を訪ねたところ、妙に眠そうであるのが気にかかった。…あのエネルギーと行動力の塊のような伊奈名君が、まだ宵の口の21時に眠そうにしているということに違和感を覚えたのだ。 とはいえ私は彼女の生活リズムなど知らない。そこで、彼女がここ数年で雇ったらしい助手の鴨島竜一郎氏に確認したところ、やはり彼女は普段からそう夜が早いわけではないという。…夕食の直後だ、毒や睡眠薬など盛られたかもしれない。土倉氏曰く、元々は使用人の食事だったものも混ざっているため、薬物の混入は考えづらいのではないかとのことであったが、配膳時に細工するなどやりようはあるだろう。 なぜここまで気にするかと言えば彼女が最初に探偵を名乗ったからだ。この館、或いは一部の人間が我々に敵対的な存在であった場合、探偵という職業は厄介であることだろう。あるいは名探偵の伊奈名璃々那その人であるからこそ、芽を摘んでおこうと思ったか。 …しかしあの天才探偵を欺き、薬物を盛るなど本当に可能なのか？私が気付くようなことに彼女が気付かないなどあり得るだろうか？だから杞憂であるかもしれないし、そうであればいいと思う。彼女は単に事件が起こっていない今の状況が退屈で、あのような態度を取っていただけかもしれない。しかし用心しておくことに越したことはないため、鴨島氏とは共有しておいた。彼女を失うのはこの業界全体の損失だ。損得で人間を測るのはいかがなものかと思うが、少なくとも仮に彼女と私を天秤にかけるなら、私が死んだほうがマシだというのは真理だ。…鴨島氏はおそらく今夜ずっと伊奈名君に付き添っていただろうから、何の情報収集もできなかっただろう。お詫びと言っては何だが、明日私の持っている情報は連携するようにしたいと思う。彼らの役に立つかは不明だが。 さて23時の鐘が鳴ったわけであるが、鐘の音に交じって何か引きずるような音が聞こえてくる。様子を窺いたいのは山々であるが、明らかに館の人間からは警告を受けている以上、迂闊に外に出るのは悪手だろう。 1階の廊下の観葉植物の植木鉢の中にデジタルカメラとICレコーダーを仕込んでおいた。カメラは録画モードで保って1時間、ICレコーダーも2,3時間程度かと思う。その時間に何かが廊下で起きたなら多少の手掛かりにはなるかと期待する。

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