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46　死後経歴：単色の世界 「僕はこうするしかできない、できなかったんだ」 「僕が死んだら全部解決するんだ。」 「君たちはきょうだい三人で歩んでいくんだ。そこに僕はいらないでしょう」 「僕の事なんて忘れるんだ。僕は君を幸せに出来ない」 「本当は四人で…一緒に生きていきたかった…ごめんね…」 「最低の裏切り者だね。ユダは僕だったんだ。 　でも大丈夫、何度壊されて直されたって、君たちはきっと覚えてないから。 　今までだってそうだったでしょう？辛くない、何も辛くないよ。大丈夫。 　また目覚めて、旅をして、壊れて、直されて、それの繰り返しだけれど、 　それでも今までと何も変わらない。ずうっと、同じ。 　」 　ねえカーネーション、いずれは僕を壊してくれるんでしょう？ 　もし完全に壊してくれないのなら、お願い、僕の記憶を全て奪って欲しいんだ。 　今の僕がもう二度と目覚めることのないように」 　 　 「僕が僕の姉妹の為にできること―無理を、無謀を、無我を、そして無茶を。」 「僕もお前も変わらない、おぞましい怪物だ。 　でももう罪を背負って生き続けるのは疲れただろう？ 　だから、僕がお前を殺す。」 「僕は吾光を守る。そのためなら全てを殺す。それがたとえ――君であっても」 「ヘンゼル、どうか本当の妹を見つけてね。 　ガーネット、どうかあなたの真実を見つけてね。 　吾光、僕だけの光、愛しているよ。 　だから僕は君に呪いを贈ろう。『どうか、生きてね』」 吾光、もうやめよう、僕が悪かった、僕には君がいないとダメなんだ 一生、一生、死んでもいっしょにいよう、 きょうだいなんて、もう、いいんだ。僕は君さえいればいいんだ あいしてるんだ、二人だけの世界にかえろう。 だいじょうぶ、一かいくらい壊れたって、どうせ君はおぼえてないよ いつもいつもいつも、君はぼくのことをおぼえていないじゃないか だからまた目が覚めたら、またふたりで旅をしよう

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