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いおり まなつ 高校2年生 17歳 147センチ 40キロ ごく普通の家庭に生まれ、ごく普通の生活を送っていた彼女だったが、ある事件に巻き込まれ、両親を亡くしてしまう。 それはFHによる襲撃。両親を目の前で殺された。ただ買い物に行っただけ、欲しいものがあっただけなのに、こんなことになるなんて。自分が買い物に行きたいだなんて言わなければ、こんなことにならなかったのにと自分をずっと責めている。 茉夏は目の前で殺された両親を見て、自分のせいでという自己犠牲と、何故自分の両親を殺したのかという怒りの感情が湧き上がってきた。同時に、それとは全く違う何かが自分の中で目覚めていた。 それはオーヴァードの力だった。 それから自分の家族は兄だけとなり、兄と2人で仲良く暮らしていた。 そんな日常も長くは続かず、兄は両親の仇をとるため、FHとの戦いに出た。 肌身離さず付けているイヤリングは兄に貰ったものである。「片方はお前に預けておく。また俺が帰ってきた時に返してくれ。」と言い家を出た。兄はとっくに気付いていた。茉夏がオーヴァードとして目覚めていることを。そんな茉夏をFHに近付けさせないため、霧谷雄吾に頼み、UGNに入れさせてもらった。 後から知ったことだったのだが、兄はUGNエージェントであり、その中でもとても優秀なエージェントだったというのを聞いた。きっとFHは、そんな優秀な兄を欲しての犯行だったのではないかと思っている。 UGNに入ったものの、なかなか心を開かない茉夏に周りも苦戦していた。 茉夏は親戚中をたらい回しにされて育ってきた。どこに行っても邪険にされ、学校も転校を繰り返していたため、彼女の居場所はどこにもなかった。 そんな、ずっと孤独だった彼女には「ビサイド」と呼ばれるもう1人の人格が自分の中に住み着いている。戦い方も分からず、友達も家族もいない茉夏にとっては唯一心を開ける存在。 彼がいてくれたおかげで、学校でも友達が出来、UGNの仲間達ともなんとかやっていけるようになった。 今は孤児院で暮らしており、小さい子供たちに囲まれて日常を過ごしている。 そこで茉夏は心の中で一つの約束をした。こんな悲しみはもう二度と経験したくないと。もう誰も失わないために、自分を犠牲にしてでも誰かを守ろうと。 眩い光を放ち、電流を纏った光線を撃つ。戦闘中は人が変わる。自分自身を魔法のように変え、光や電流を自由自在に操れる。それから「リヒト・ソルシエール」とコードネームが付いた。「リヒト」や「ソルシエール」など呼び方は様々である。 明るい性格で、誰とでも分け隔てなく接する。クラスのまとめ役、リーダー的な存在になりたいと思っているが、ドジか多くところどころ抜けている。 一人称 私 二人称 ～さん、～君 ビサイドからは「まな」と呼ばれている。

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