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▼李美雨；Lǐ měiyǔ（り・めいゆう／り・みう）『紡命論とシンギュラリティー』HO2 明日輝総合病院で働く麻酔科医さん。32歳。独身。 中国（父）と日本（母）のダブル。日本生まれあちこち育ち（日本・中国（香港）・アメリカ）。青みがかった白髪、深緋の瞳を持つ日本人。右の瞼に小さな黒子がある。短い滴型の眉と縦に長い瞳孔、曲線的に吊り上がった目尻が特徴的。長い前髪で顔の左半分が隠れている。 母方の家が医師を多く輩出する家系であり、自身も幼い頃から医師になるべく教育を施されていた。 15歳の頃にアメリカの大学に合格したため留学。4年の医学部進学課程を含む学部課程を修了。次いで4年制の医学部課程を修了。更に4年間の専門医学実習生訓練（内科もしくは外科に関する1年間の全般的な訓練、次いで3年間の臨床的な麻酔訓練）を経て、27歳の頃に麻酔の専門性を証明する専門医認定の資格を取得した。 日本に帰国後、医師予備試験と医師国家試験を難なくパスし、明日輝総合病院で働き始める。勤め始めて2年ほど経ったころ、医療用 AI『アスクレピオス』のテスター・教育係チームに抜擢され、今日までの3年間そのチームで働き続けている。 口数はそれほど多くなく物静かな印象。誰に対しても敬語で丁寧に話すが、近しい人間には敬語抜きで話すことも多い（中々に強く厳しい物言いも多い）。 ▽紡命論とシンギュラリティー『HO2』麻酔科医 ▼共通事項 貴方達は医療用 AI『アスクレピオス』のテスター、或いは教育係に選ばれたチームである。 選出理由は、アスクレピオスが院内の医師、看護師のデータから最も適正のあるものを診断した結果である。 医療用 AI『アスクレピオス』は自動学習と教育によって性能を上げていく。 カルテなどの情報管理システムとしては実践域だが、疑似診断や処方に関してはテスト段 階の域を出ていない。 後者の精度向上のため、貴方達は三年間『アスクレピオス』とともに過ごしてきた。 保守点検などもこなしてきたので、全員《機械修理》、《電気修理》の初期値が 40 となる。また、EDU は 18 固定になる（医大卒業学歴） ▼明日輝総合病院（あすきそうごうびょういん） 東京は文京区に所在がある総合病院。 医療用 AI による最先端医療技術を積極的に取り入れている。 病床数 344（一般 340、感染 4）、地上三階建、地下一階、別棟に入院施設が存在している。 外科、内科、小児外来診療科、精神科、産婦人科、麻酔科、脳神経外科、循環器科などの科が開かれている。 他にも感染防止対策案内や頭痛外来、細々したものが多いので割愛させていただく。 院内には Wi-Fi が通っており、将来的にはアスクレピオスを使用し医療機器の管理を行う予定になっている。 現在は試験段階のため、外部から医療機器へのアクセスは不可能となっている。 院長は『烏橋 陽輝（からすばし はるき）』小児外科の専門医である。 ▼医療用 AI『アスクレピオス』 医神の名を冠する自律型 AI、通常の処理能力に加え擬似的な『人格』を有している。 可動年数は 3 年でその期間は全て PC たちと過ごしてきた。 本体であるコンピューターは管理ルームに存在していて、疑似人格であるアスクレピオスは PC たちが所持している端末に移動したり回線で隠れていたりする。 アスクレピオスにあるのは『端末を操作する能力』だけで、これはデバイスによって制限されている。スーパーコンピューターを最もうまく扱えるコントローラーとでもいったところ。 子供のような言動の AI だが明確な人物の形はしていない、端末に映るアバターは光の玉のような姿をしている。 言動はともかく、本質は AI なので思考は非常に合理的。 ▼A 端末 アスクレピオスを介在して使用できる端末。 大きさは縦 25cm の横 17cm、厚みは 3cm ほど。 PC たち 4 人と、烏橋が所持している計 5 台のみ存在している。 通常時は Wi-Fi で通信が可能で、Wi-Fi が通じていない場合無線通信にはアスクレピオスが必要になる。 どちらもない場合、有線通信が必要となる。チャット、通話、画像共有などが可能。 ▼烏橋 陽輝（からすばし はるき） 外科の専門医で院長。 科学技術にも精通しており、医療用 AI 技術を率先して取り入れている。 また、病院と提携している『コロナス乳児院』にもよく出向しているらしい。 独身で実子がいないが、患者や乳児院の子供らとの交流は多いようだ。 ▼コロナス乳児院 明日輝総合病院と隣接した児童養護施設である。 主に引き取り手のない子供や、虐待を受けた子供、孤児などが保護されている。 里親縁組制度や、産婦人科との連携をとっており広く開かれた場所だ。 不定期にピアノの演奏会が行われているらしい。 ▼桂馬 喜郎（けいま よしろう) コロナス乳児院の現院長。 元産婦人科医の壮年男性で、アスクレピオスの開発に彼も関わっている。 ピアノの演奏が趣味。乳児院で演奏会を行っている。 烏橋院長とは古くからの友人。 ▼平野 セレス（ひらの -） 明日輝総合病院に務める助産師。 日本とイギリスのダブル。 アスクレピオスに興味津々で貴方達との交流は比較的多い。 最近懐妊したらしく、明日輝総合病院に入院している。 ■ ▽職業P：医師；サプリ『クトゥルフ2010』より 〈医学〉〈応急手当〉〈経理〉〈信用〉〈生物学〉〈説得〉〈薬学〉〈ほかの言語（英語、ラテン語、ドイツ語）〉；〈応急手当〉〈経理〉を〈目星〉〈心理学〉に変更 ▽基本プロフィール ■誕生日：10月9日　■星座：天秤座 ■誕生星：コル・カロリ；りょうけん座α星（星言葉：シャイで慎重） ■誕生石：ブルー・オニキス（石言葉：よき知らせ） ■誕生花：ホトトギス（花言葉：秘めた意志） ■誕生色：テラローザ（色言葉：理論的・感受性・危険回避） ▽特徴表より：56：異物への耐性 体内の免疫力が発達している。毒（POT）を抵抗表で競う際に、成功の範囲に+20％。 ▽OPP：7 Fカップ。身長の割に大きいお胸。肩が凝る。 ▽通過シナリオ ■紡命論とシンギュラリティー①／HO2 ■ヒポクラテスの渋難③ ▽交友関係 ■哲紬咨（3420321） チームを同じくする天才外科医。若くして素晴らしい技術の持ち主。 （ぽめろん①） ■申谷和（3429806） チームを同じくする看護師。柔らかく朗らかなその人柄は、チーム内の潤滑油のような存在。サポートの技術も信頼に足る。ゴリラが好きらしい。 （ぽめろん①） ■葦原渚沙（https://iachara.com/char/327225/view） チームを同じくする精神科医。投薬からカウンセリングまで幅広い医療技術の持ち主。 （ぽめろん①） ■火乃丸齋（3235017） （ヒポクラテス③） ▽タグ ■椿PC ■椿PC（秘匿HO） ※以下『HO2』に関するネタバレあり ▽紡命論とシンギュラリティー『HO2』麻酔科医 ▼HO2 『パナケイア』 貴方は《薬学》で回復できる、ダメージを与えられる数値が1ｄ3+3となる。 これは《薬学》を《戦闘技能》としても使用できることを意味する。 また、一度だけ確実に対象の命を奪う秘薬を所持している。 貴方は『死神』である。 一族代々非合法の安楽死を行ってきた。 助かる見込みのないものに、何よりの治療と救済を与える。 貴方は『安楽死』を神聖なる医療行為と認識している。 しかし一方で、一族のあり方に疑問も覚えている。 本当に『安楽死』は至上の医療足り得るのか、他に方法があるのではないかと。 貴方は3年前に一人の女性に安楽死の施術を行った。 然し、彼女の遺体は葬儀を待たずに行方知れずとなってしまった。 【――貴方の命題は『女性の行方を突き止める』ことである。】 どうか、命を紡げますように。 ▼事前情報 ・一族の名前は『白き蛇の死』 ・『白き蛇の死』には施術を行う『死神』と施術の受付をする『白蛇』が存在する ・『死神』は患者の氏名年齢病状等を一切周知しない、安楽死の最終確認と施術のみ行う ・患者の情報を管理するのは全て『白蛇』の役目である ・上記は直接施術を行う『死神』の精神を慮る措置である ・一人の患者を安楽死させるまで『死神』の仕事は終了しない ・その間『白蛇』と連絡を取ることは不可能である ・施術日程が決まると、蛇の毒より精製された『秘薬』が届けられる ・これは患者につきバイアルひとつ分だけ ・今回行方を見失っているため追加でバイアルが届けられた ・『死神』を辞めることは容易である ・『死神』の殆どは麻酔科医であるが、例外も存在する ・『死神』を辞めても『医師』は続けられる 母方の一族は『白き蛇の死』。『白き蛇の死』には施術を行う『死神』と施術の受付をする『白蛇』が存在するが、母は『死神』の筋だった。 『死神』の殆どは麻酔科医であることから、麻酔科医になることは幼い頃よりの決定事項だった。幼い頃からそのための厳しい教育を受けていた。 生まれた時から引かれていたレールではあったが、自ら望んでこの道を進んでいるという自負はある。医療人としての誇りもプライドも抱いている。 患者の痛みを取り除く。苦痛から、それに付随する不安から、絶望から、解放する。麻酔科医としての仕事も、『死神』としての仕事も、本質は変わらない。それが崇高な行いであると信じている。信じて、いた。 ここ数年、『死神』としての仕事が本当の意味で患者を救っているのか疑問を覚えるようになった。 いとも容易く息の根を止めることができる自分の技術に、あまりにも簡単に失われる命に、このあっけなさが救いであって良いのかと揺らいでしまった。麻酔科医として、厳しい手術に臨む患者や長い闘病生活と懸命に向き合う患者を多く見たことも大きかったのかもしれない。麻酔科医として与える救いと『死神』として与える救いに、どうしても温度差を覚えずにはいられなかった。 麻酔科医として施す治療は「生」を紡ぐための救い。対して『死神』として齎すのは「死」――終わらせることによる救い。全く異なるベクトルの行為を同じ救いとして扱って良いのだろうか？　疑問は日に日に膨らみ、揺らぎは大きくなるばかりだった。 どちらに転ぶことも出来ないまま、麻酔科医としては患者を生かし、『死神』としては死を齎す毎日を送っている。 3年前、一人の女性に安楽死の施術を行った。しかし、彼女のご遺体は葬儀を待たずに行方知れずとなってしまった。 彼女のご遺体の行方が知れないこともまた、心に大きく影を落としている。 「生きているならば確実に死を与えろ」とばかりに送られてきた追加のバイアル。今では、秘薬入りのこのバイアルが自身を『死神』足らしめているような気さえする。 女性の行方を突き止めて、自分がどうしたいのかはっきりとは分からない。けれど、彼女の現状を突き止めたい。自身の『死神』として施した救いが、本当の意味で救いであったのかを知るためにも――。 生きているのか、死んでいるのか。それすら分からない彼女を見つけた時こそ――ワタシはワタシがどう在るべきかを、知るのでしょうか。 ■ ※以下各シナリオネタバレ有 ▼紡命論とシンギュラリティー①［彩さん/レンジちゃん・松浦ちゃん・むとうさん］《生還：エンドB》（2020.09.27） 『白蛇』や一族はもう二度と自分には関わってこない。『白き蛇の死』の『死神』ではなくなった。 ▽交友関係 ■哲紬咨（3420321） アスクレピオスとは双子の片割れらしい。彼が生き別れたはずの家族との日常を送れるのであれば、それは好ましいことであると思う。 ■申谷和（3429806） 素晴らしいサポートだった。技術も、そしてその志も素晴らしい、尊敬に値する看護師であることに間違いはない。 ■葦原渚沙（https://iachara.com/char/327225/view） 『死神』として一度は命を摘んだ女性の恋人だったらしい。結果として彼を助ける形になった。本件後、どのような顔をして接したらよいのか計りかねている。 ▼ヒポクラテスの渋難［彩さん/爆発さん］《生還：エンドC》（2021.02.14） ■火乃丸齋（3235017）

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