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えんく きみかげ 君と世界の形第一話HO2ネタバレ注意 【設定】 常にニコニコと笑みを浮かべている青年。 優しげな雰囲気とは違い、ピアスや指輪、ネックレスなど様々なアクセサリーを身に着けている。 そのせいか不真面目な生徒に見られがちだが、実際はそんなことなく講義にもちゃんと出ているし成績も優秀な生徒。 交友関係はそこそこ広いが、鈴蘭の傍にいる事を義務付けられている為特別親しい友人は鈴蘭以外にはいない。 義務付けられているとは言っているが、君影自身鈴蘭のことはとても大切にしているため嫌だと思っているわけではない。寧ろ一番仲の良い友達だと心から紹介できるくらいには信頼と好意(友情)を抱いている。言われなくても自分から傍にいると言っても良い。 鈴蘭とは長い期間傍にいたこともあり変化には割と敏感。 精神的に不安定な彼をよく気にかけているし、他人と比べたときの話し方や接する時間から彼が自分のことを少なからず特別な存在だと思っていることもなんとなく認識している。そしてその不安定な部分を少しは和らげることができることも。 * 自分をクローンであると認識しながらも『一人の人間』であることを諦めたくない思いが強い。 鈴蘭にクローンであることを勘づかれないようにと整形を勧められたときも断っている。 自分の生まれ持った物を根本から変えてしまえば、もうそれは誰でもなくなってしまうような気がしているから。 とはいえ全く同じ顔のまま隣にいるわけにはいかない。 髪を染め、カラコンをつけて、表情の作り方も同じにならないよう努力して。出来るだけ彼には似ないようにと身につける服の系統も変えた。 アクセサリー類をつけているのはオリジナルである鈴蘭とは違う人間なのだという存在証明のようなもの。 それと同時に単純に印象を変えるためでもある。 眼鏡は特にその理由が大きい。度入ってないし。 色々なアクセサリーをつけているが、鈴蘭とお揃いのものはない。 付けようよと提案されてたとしてもなんだかんだで受け流している。 クローンがオリジナルと同じ物を身につけるなんて、なんだか真似事のようで、クローンであるという真実を突きつけられているようでどうしても嫌なのだ。 一人の人間であろうとするのに、結局頭の隅では鈴蘭の模倣品であることを意識してしまっているある意味不安定な子。 鈴蘭とは違うという事を大切にしているが、嫌いなのではなく別の人間として接したいという気持ちが強いから。 一人称:俺　本来は僕(鈴蘭と同じ) 二人称:基本的に友人には呼び捨て 【イメージソング】 どうもしようもない/Guiano ───────────────── 僕は『慈君影』であって『圓勺鈴蘭』ではない。 僕にはちゃんと心があるし、ここに存在している。君と違う物を食べて、君と違う人と接して、君と違うことを考える。 君とは違う名前だってある。……個体名、だけれど。 髪の色を染めて、目の色を変えて、表情の作り方だって、変わるように努力して。 見た目だけじゃない。喋り方も、自分を指す言葉も、何もかも全て、君とは変えてやった。 不本意だけど、ここまでしなくちゃ俺はどう頑張ってもただの鈴蘭の模倣品。 いや、ここまでしても事実が変わるわけじゃないんだけれど。 それでも俺は、君とは違う一人の人間でいたいんだよ。 君の模倣品なんかじゃなくて、別の人間として友達でいたいんだ。 ああでも、ここまで変わった俺って、ちゃんと僕なのかなあ。

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