タグ： くろさわ家

「あまり俺を困らせるな」 「………、俺にはそれは無理だ」 「さようなら。来世では恨まれるなよ」 物心ついたときには自分には父親のような人がいた。どこの誰かもわからぬ者。その人が殺しに必要なことはすべて教えてくれた。彼は自分を「ジン」と呼んだ。 文字を覚えるより先にどこを撃ったら人が死ぬかを覚える、生まれは日本。自分が20になったころに、その人はいなくなってしまった。 元々世界を転々としていたが最後に日本で仕事がある、と言い残されていたため日本にきた。会ったらどうするかも、どうしたいかもわからないが。会えてもいいし、会えなくてもいい。 転機が訪れたのは20の時。確か家族惨殺が依頼だった。家族を惨殺して、最後に入った部屋で赤ん坊を見付ける。殺人リストに入っていない赤ん坊の処理に困った。 なんとなく殺せず、しかしおいていけば依頼料は入らず、一時的にと連れて帰ることにした。 次の日に家に置いて仕事にいってみれば、うんともすんとも動かなくなっていた。死んだのかと思ったが、少しゆすればぎゃんぎゃん泣き出した。このちびは一人でなんにもできないらしい。今回はよかったが放っておけば死ぬ、と、殺しの現場にも連れて行くようになる。背中に括りながら殺人を行っていた。 仕事のミスも少なく、余計なことは詮索せず。腕の立つ者として依頼は多く入った。忙しくてそのまま連れまわしていたら5歳ぐらいになっていた。 すでに抱えながら戦闘できる大きさでもない。潮時かと孤児院に置いていくことにする。色々思うところはあっての行動だし覚悟もあったが、ちびは数日たったら戻ってきた。 ……戻ってくるような脳があったのかと驚いたが、致し方ない。もう一度連れていった。戻ってきた、もう一度、もどってきた……。 何度かくりかえし、これでどうだと自分が家族を殺したことを伝えれば「気にしてない」の返答、こまった。 ……少し怖がらせてやろうと仕事を手伝わせてみればなんともうまくやる。これは才能でしかない。 若い時の自分の責任だ、と今も面倒を見ている、わりとこまった。 普通の生活をさせてあげられていないことに対し、常識にとらわれるなと伝えれば あらぬ方向に拡大解釈されてとんでもない性格になってしまった、とてもこまった。 ……いつかは足を洗ってほしいと思っている。この世界はどうやら人を殺さなくても生きていけるようだ。 自分も彼女が20になったら子離れをしようと思っているが、このままでは絶対に目を離せない。今すぐにでも捕まってしまいそうである。 性格は言葉少なで無表情だが、無口なわけではない。殺しに必要なことしか教わっていないので常識はない。殺すことでしか生きていけないと思っていた。人はあまり殺さない方がいいようだ。最近は殺さないと生きていけない、から殺し屋は大変な職業の一つぐらいに思っている。彼女も成長したのでようやく自分の時間を作れるようになり徐々に一般的な知識を増やしている。倫理や人道はないが周りの者は大切にできる。かなり打算的で利己的。個人主義。しかし友人には弱い。肉は好き。魚は嫌い。野菜は大嫌い。 特殊技能 本シナリオ限定で殺し屋である PC は知識の半分を初期値として【拷問】を習得する。 【拷問】を使用するには対象は完全に拘束されていなければならず、人間以外に効果は発揮されない。 【拷問】のロールに成功した PC は任意の戦闘技能を選択し、ダメージを算出する。 その後、算出ダメージと対象の POW で対抗ロールを行い、成功した時はいくつかの情報を聞き出すことができる。 なお、失敗したとしても以降の対抗ロールの成功率は 10%ずつ上昇していく。 また、【拷問】によって対象の耐久力を減少させることはできず、一度の【拷問】につき対象は 0/1d10 の SAN チェックが発生する。 特徴表(使用はKPに一任) (3-2)プロ・ドライバー/小さい頃から乗り物で遊んでいた。あらゆる<運転>技能の基本成功率は50％である。 (4-1)目つきが悪い(D)/目つきが悪すぎて、知り合い以外から怖がられる。APP-1。さらに<信用>-10％。(50) 20190802 代理殺人は覚めないうちに 阿喰 薬王　満艦飾 笑　チビ

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ