タグ： WW_COC

スラム街の何でも屋。子供のような見た目をしているが、中身はよくわからない。 誰に対しても人懐っこく接するが、笑顔以外の表情を他人に見せないため、薄気味悪い印象も受けるだろう。 とある武術の名家に生まれ、特殊な訓練をされてきた。厳しいながらも、幸せで、平穏な毎日。 しかし、その恵まれた人生にも終わりがやってくる。突然の事故、不意に訪れた死の運命。 その命尽きようとしている彼を、生き延びさせたものは、忌まわしき外法。名を、『血染蟲』。 彼の力は類稀なるものであった。それを惜しんだ家の者たちは、封印されし禁呪に手を出したのだ。 熱が失われていく肉体に、蟲が侵入っていく。血が、肉が、骨が脈動し、蠢く。 次に彼が目を覚ました時、最早彼は人とは呼べぬモノになっていた。 自らの身体、その中を這い回る蟲の存在。彼は恐怖した。その恐れは、やがて憎悪へと変わり、屋敷を朱に染める。 家を出た彼に、行く先などない。成長を止めた身体を抱えて、とあるスラム街に辿り着いた彼。 身につけた力で、手段を選ばず糧を得た。家から奪い取った業物で、数え切れぬ命を消した。 やがて周囲の人間は、彼に一目を置くようになる。 ギン。それは、色を失って尚輝く、彼の髪色から来た呼び名だ。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ