タグ： whonsyu 流浪

この記憶は、オーヴァード覚醒に至るまで目覚めなかった記憶。 私は試験官の中で目を開き、母親なる存在を確認した、それが私の誕生の瞬間だった。 母は私を生み出し、実の子のように接して育ててくれた、私も母の為に様々な実験に耐えた。 痛みも、苦しみも、片腕を失った時も私は耐えた、母の愛に応えたかった、母の子になりたかった。 それなのに、たった数日会えなかった寂しさで能力を使い、はずみで暴走してしまった、その際に私を止めようとして母は死んだ。 母の親戚だった科学者達から憎しみの目を向けられ、冷たくなった母はもうこれまでのように抱擁をし返してくれる事は無かった。 それからは感情を殺し続けた、喜びも悲しみも最初から無かったことにした。 曖昧な記憶だが、何年かして施設でいた頃の記憶をいじられた後私は寮に入った、施設がどうなったかどうかは知らない、どうでもよかった。 いわれるがまま人間社会に溶け込むように暮らした。 学校に入学し、年頃の子供が好きそうな雑誌を読んだり、流行りのスイーツを食べたり、夜の街に繰り出したりもした。 しかしそれは苦手だった、我慢だけしてればいい物じゃなかったし、友人という存在は鬱陶しく、自分が人間でない事を知る人がいないのは孤独だった。 そんな生活が続く中でも、一つの光明があった、アヤセ、綾瀬真花だ。 彼女は母のように温かく、優しかった、愛しかった、今度こそ守りたいと思った。 それからだ、あのバスの事件が起こってしまったのは、人と違う力、オーヴァードの力が真に覚醒したのは。 私の力は異形の力、でも綾瀬を守るだけに振るえるならば、私はオーヴァードにでも悪魔にでもなってやる NO.09　複製体(デュプリケイト) 解説 あなたが誰かの複製体、つまりコピー(クローン)であることを表すDroisu あなたはオリジナルの記憶を不完全ながら受け継いでおり オリジナルが持っていた能力(エフェクト)の一部を使用できる。 通常の技術で行えるクローンとは、同じ遺伝子を持つ人間を胚から育てる、といったものだ つまり、オリジナルから採取した遺伝子で新たな胎児を生み出すものであるというべきものである しかし、あなたを生み出した技術は、れねげいどのちからをりようした、まさしく”複製”というべきものである 個人差の大きい、オーヴァードの力を再現するための研究だ。 この技術はUGNもFHも研究しているが、肉体の複製はともかく エフェクト、シンドロームの複製に関しては不完全にしか行えていない。 そのため、オリジナルと複製体、そして複製体ひとりひとりで、シンドロームやエフェクト。 その他の外見的特徴がそれぞれ異なっていることもある。 あなたのオリジナルがだれなのか、UGN・FHいずれの研究で生み出されたのか 自分がコピーだと知っているのか、どんな記憶を受け継いでいるのか、などはGMと相談して決める事 効果 自分の取得しているシンドローム以外のシンドロームから、エフェクトをひとつ選び、1レベルで取得する これに経験点は必要ない、ただし「制限:-」以外のエフェクト、およびエネミーエフェクトは取得できない この効果で取得した「タイミング:常時」以外のエフェクトの浸食率を+2する 「タイミング:常時」のエフェクトを取得した場合、基本浸食率を+3する なお、取得したエフェクトはあなたのブリードにかかわらず、取得できる最大レベルはエフェクトのに設定された記述どおりになる

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