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【特徴表】 ▼寄せ餌：人間以外の怪物に好かれやすい。誘拐されれば殺されずに監禁されるか、もっとひどい目に遭うこともある。 【家族構成】 ▼父親：グレート・オールド・ワン「スムマヌス(MA183p)」を狂信する教団『イル・サングェ・フレテッリ』の教祖。自身の息子が幼少期から何かと「怪物」や「霊」に狙われやすいのを見抜き、6/20の夜、狂信する「スムマヌス」への生贄にしようとしていた。ここ十数年で最も特殊な満月が昇り、自身は＜天候を変える＞呪文で雷を操る事が出来る。「スムマヌス」について書かれた魔導書『トスカナ人の儀式』には呪文などは書いていないが、彼の神の好物を用意して招来を試みていた。――が、その話を信者達にしているのを聞いてしまい、魔導書を持ち出して逃亡した。 ▼母親：父親に呪文によって洗脳され、自我を殆ど失っている。聖母のように美しい貌を持つが、何かの神話生物による干渉や子孫という訳では無い。むしろその美貌を、父親によって『イル・サングェ・フレテッリ』の信者を集める為に利用されている。 ▼兄弟：無し。一人っ子。ほぼ監禁のような生活を送っていた為、友人もおらず、せめて兄(姉)や弟(妹)がいたら良かったのにな、と夢想している。 【生い立ち/経歴】 ▼イタリアのヴェネチア生まれ。生まれた頃から父親が世襲制で「スムマヌス」を信仰していた教団『イル・サングェ・フレテッリ』の教祖だった為、父親の真の目的も知らず、学校へも行く事も許されず最低限の学問と宗教観を植え付けられた。 ▼6/19の夕方、ある特殊な満月が見れると楽しそうに父親と信者が庭先で話しているのをたまたま聞いた際に「その日に霊体を呼び寄せやすいユーリルを共に生贄にすれば――」という会話も聞いてしまった。そして「だから明日の朝食には強力な睡眠薬を盛る。痛みを伴うのは流石に可哀想だからな」と。 ▼6/20の朝。ユーリルは家族との朝食の際に、父親の不意を突いて包丁で刺し、彼がいつも大事に持ち歩いていた魔導書『トスカナ人の儀式』を奪い、生まれて初めて自身の足で家を飛び出した。……が、父親の傷は浅く、直ぐに信者達に召集が掛かり、ユーリルは土地勘の無いヴェネチアの路地裏を迷っている内に信者達に見つかってしまう。そして、導入となる。 【習得呪文】※知っているだけで行使出来るのは＜月光＞だけとなる(他は曖昧な教え方をされている為) ▼＜天候を変える(基本273p)＞ ▼＜月光(DA85p)＞ ▼＜精神的従属(基本266p)＞ ▼＜支配(基本259p)＞ ※これらは全て魔導書『トスカナ人の儀式』に書かれていた呪文である。本来もっと書かれている筈だが、ユーリルは父親から会得を促されたのはこの4つのみである。 【口調】 ▼一人称：俺 　二人称：アンタ/懐くとお前に変わる/スムマヌスの事は仮名で呼ぶが、焦ると「スムマヌス」と名前を呼んじゃう 【性格】 ▼家では制限された生活を送っていたのと、純粋に父親を尊敬していた為(洗脳教育)大人しい性格だった。 ▼父親に裏切られた後は「大人全て」に対して敵意を向けており、反動からかかなり反抗的で生意気な性格になっている。 ▼スムマヌスに対しては生意気な言動を取りつつ、自分の「命」を唯一救ってくれた「神」なので、大変信頼とそして淡い恋心を抱いている。 【小ネタ】 ▼特徴表の「寄せ餌」のせいで一度「星の吸血鬼」に襲われかけた事がある。しかし、その時父親から丁度＜月光＞の呪文を習い、披露していたタイミングであった為、自身の姿が暴かれた「星の吸血鬼」は撤退した。その際ユーリルは「星の吸血鬼」を見ていないが(背後から近づいていた為)、父親はハッキリと見ている。そして、その事件により自身の息子が「化物」や「霊体」に好まれる特殊体質なのでは？と気付く。

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