タグ： 早苗の愛しい子達

とても妖艶で大人っぽい女性。普段から愛想が良く、気を使える人間である。その性格故か年齢よりもかなり年上にみられるが実際はかなり若い。 コードネームはキャシー・レイラー(母親のイギリス名)で名乗る時はキャシーと名乗っている。近接戦よりも相手を魅惑し騙して情報を得てから毒殺するか背後から拳銃で一発で殺すかのどちらかである。彼女の誘惑はその美貌と話術から成り立っている。彼女曰く男でも女でもイケるらしい。天才的な頭脳で相手のことを見抜き、相手に合わせて誘惑を行うので彼女から逃れるのは困難である。ただ、殺した瞬間や拷問しているときとかは人が変わったかのように狂気的になり恍惚とした笑みを浮かべている。…………彼女は人を殺したり痛めつけたりしているときに快感を得る。 …………元々貧民街育ちであり、両親は物心ついた時に彼女を守った時に殺されそこからしばらくは孤独な人生を歩んでいた。1日生きるために必死に彼女は生きていた。時には男たちから強姦されることもあったがそれでも彼女は必死に生き続けていた。その中で彼女は初めて殺人を犯した。仕方がなっかったと言えば聞こえはいいがその時の彼女は必死だった。毎回毎回男に抱かれるのはもううんざりだったから。彼女は必死に男の拳銃の引き金を引いた。すると男はあっさりと命を絶った。その瞬間彼女は快感に包まれていた。今まで自分にはこの男に何も抵抗が出来なかった。自分は何も出来ないと思っていた。しかしどうだ。たとえ男のものとはいえ自分の手で復讐を果たせたのだ。今まで自分を苦しめていた"それ"が自分の手によって目の前でもがき苦しみながら死にゆく様を見下ろした。この快感は彼女にとって他に変えられなかった。それから彼女は自分に襲いかかろうとする男を自分の頭脳を使って騙し、殺していく生き方を選んだのだ。彼女にとってこれは幸せなことであった。 ………その中でも彼女に優しく声をかけ手を差し伸べる人物がいた。その人は名乗りこそはしなかったものの彼女に更なる知識と技術を教えた。飲み込みが早い彼女は彼女の殺人手口は更に巧妙なものとなったのは早かった。その時からその人の隣でずっと過ごしていた。…………その人が彼女の前から黙って姿を消すまでは。……………その人が姿を消したのはあまりにも突然だった。彼女は探し続けた。その人が行きそうなところを何度でも……何度でも。それでも…………その人が見つかることはなかった。彼女はひどく悲しみそして…………また1人になってしまうことを実感してしまったのだ。今まで人の温もりに触れることがなく育った彼女にとってはどれだけの悲しみを味わったのだろうどれだけの寂しさを覚えたであろうそして……どれだけの絶望を味わったことであろう…………。 …………しばらく彼女は放心してしまっていた。しかしその人が残した「キャシーは……美夜はもう1人で生きていけるよ、立派にね」という言葉を思い出し彼女はまた、歩き出した。彼女はまだまだ未熟である。彼女は若すぎる。それ故に何度も過ちを犯し何度も心が壊れそうになり精神がすり減らされることだろう。しかし彼女にはその人とのかけがえのない思い出がある。これが彼女の何にも代えられない宝物だ。その思い出とその人がくれた温もりを胸に彼女は今日もまた…………人を、殺めていくだろう。 ……………………また、あの時のような温もりを求めながら。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ