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2015タレント参考 職業技能⇒学生なので図書館も加えて取らせて頂きました。問題があれば言ってください。 HO2ゼラニウム ・髪色はピンク（花言葉「決心」「決意」）、瞳は赤（花言葉「君ありて幸福」） ・成績優秀、言動も落ち着いており、一歩後ろで周囲を見ているタイプ ・ストックとの思い出を振り返っている時にふと七歳以前の記憶がないことに気が付いた ・ストックと交際を始めたのは、記憶の混濁が起こったことがきっかけ ・キスはしたが、セックスは学院を卒業したらと約束している 恋愛映画を見ているストックの表情はいつもきらきらとしていて、スクリーンへ向けられるその瞳すら奪いたいと思うのは強欲だろうか。 私の夢は、ストックと共にこの学院を卒業し、スクリーンの中で活躍する役者になることだ。 ＊ 眉目秀麗、成績優秀、品行方正、完璧を地で行くようなストックに憧れる者は多い。 他人想いで、面倒見も良く、誰にでも優しい。みんな、そんなストックが大好きだ。 それらは全て彼女の美徳でもあり、私にとっては、どこか心配なところでもあり。 ある日、校長室に呼び出された彼女は記憶を失っていた。 体罰を受けたからなのか、他の理由があるのか、記憶障害や精神障害に陥ってしまう生徒がいることを知っている。コルチカムもその一人だ。 一体何故？ 校長室に呼び出されたのはどうして？ まるで初めて会ったかのように振舞う彼女に、私はどこか、予感めいたものを感じていた。 ストックは寄り添いすぎるきらいがある。 だから……誰かの代わりに犠牲になったんじゃないかって。 他人想いは彼女の美徳だ。それと同時に彼女の弱点でもあった。それを思い知らされた。私はずっと感じていたのに。 彼女の支えにならなくては、そう思った。 誰よりも近くに、彼女の特別な存在になりたい。 結局、中等部以前の記憶が戻ることはなかった。 様子が戻るまで彼女の隣に居続けた私に、彼女も酷く安心したようだった。 手を重ねて、肩を預けて、身を寄せ合って。 “貴女の支えになりたい” 秘密の関係を結ぶことに、抵抗はなかった。 丁度その頃だ。思い詰めた様子のストックに呼び止められたのは。 “シクラメンについての記憶がないの” ＊

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