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幸野 四葉 ( ゆきの よつば )
ID:3303352
MD:4370f1f9250fbf449a550058965038df
幸野 四葉 ( ゆきの よつば )
タグ:
カシイ
よつかえ
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生まれ・能力値
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その他増加分
一時的増減
現在値
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HP
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初期
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アイ
デア
幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
表示
初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
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<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
非表示
簡易表示
通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
なりたて刑事。 これからいろんな大きい事件に関われるのかとわくわくしてる。 小柄で体力も少ないのが少しコンプレックス。 運がよく、拳銃の腕が異様に良い。 警察学校から同期の園藤楓と仲良し。(だと勝手に思ってる) バディになれて嬉しい。澄ました顔で壊滅的な拳銃の腕も 不器用そうに人と関わる彼の人格も面白くてしょうがない。 酒は強い。(ダイス目:12)けどあんまり美味しさがわからない。 12月24日生まれのO型。 https://365x7.net/day/1224 リーフグリーン leaf green #9fc24d (2D6+6) > 9[5,4]+6 > 15 【持ち物】 携帯、財布、ペン、メモ、煙草 【発症した長期発狂】 4.奇妙な性的嗜好(過剰性欲、奇形愛好症など) 楓くんに対しての加害欲を伴った過剰性欲 (3ヶ月間/2022年2月4日~5月4日) 8.短期的の心因反応(支離滅裂、妄想、常軌を逸した振る舞い、幻覚など) 触手状のものを目にした際、楓が化け物になってしまう妄想に取り憑かれる (4ヶ月間/2022年4月28日~8月28日) 10.強迫観念に取り付かれた行動(手を洗い続ける、祈る、特定のリズムで歩く、割れ目をまたがない、銃を絶え間なくチェックし続けるなど) 血溜まりを見た際、楓が血に濡れていないかを執拗に確認してしまう (4ヶ月間/2022年4月28日~8月28日) 2.激しい恐怖症(逃げ出すことはできるが、恐怖の対象はどこへ行っても見える) 肉塊を伴った大量の血を見た際にこの場から逃げ出さずにはいられなくなる (3ヶ月間/2022年4月28日~7月28日) 8.短期的の心因反応(支離滅裂、妄想、常軌を逸した振る舞い、幻覚など) 拳銃を握ろうとすると相手が楓に見えて手が震え扱えなくなる (1ヶ月間/2022年4月28日~5月28日) 【クリアしたシナリオ】 霧先案内人(KP鹿賀ちゃん/20200808) 来し方行く末を共に(KPさんさん/20210520,21) 鏡演久しからず(KPかしい/20211008,12)※KPC参加 同窓会(KPかしい/20220117,18,19)※KPC参加 寄るいのち賜れ(KPかしい/20220122)※KPC参加 ポルノスナッフハルシネイト(KPさんさん/20220203,4) 雨と君は、無垢。(KPさんさん/20220428) 今夜バスタブで愛を囁く(KPさんさん/20220727) 寥々と、まもなく(KPレス/20220819) カプラの灯明(KPレス/20220819) Lalula(KPさんさん/20220820,27) お持ち帰りするのはこの俺!(GMレス/20230908) 【出会った探索者】 園藤楓(霧先案内人,来し方行く末を共に,鏡演久しからず,同窓会, 寄るいのち賜れ,ポルノスナッフハルシネイト,雨と君は、無垢。, 今夜バスタブで愛を囁く,Lalula,お持ち帰りするのはこの俺!/さんさん) --- ◎楓くんの弟のような存在らしい 紅葉(くれは)くんの話を聞いて以降 よく気にかけるようになる。 幸野 四葉 - 昨日 21:02 choice 激辛すき にがて (choice 激辛すき にがて) > にがて 園藤 楓 - 昨日 21:02 choice 激辛すき にがて (choice 激辛すき にがて) > にがて --- 「ソープ行ったことある?」 幸野 四葉 - 2022/02/04 choice いったことある ない (choice いったことある ない) > いったことある --- 幸野 四葉 ( ゆきの よつば ) - 2022/08/20 choice どきどきしてる おだやか (choice どきどきしてる おだやか) > おだやか 園藤 楓(えんどう かえで) - 2022/08/20 choice どきどき! おだやか (choice どきどき! おだやか) > どきどき! 幸野 四葉 ( ゆきの よつば ) - 2022/08/20 choice クレープ ケバブ ホットドック タピオカ (choice クレープ ケバブ ホットドック タピオカ) > ホットドック --- ↓ 以下ネタバレ 園藤 楓 - 2022/02/05 resb(13-11) (1d100<=60) > 56 > 成功 幸野 四葉 - 2022/02/05 CCB<=80 POW×5 (1D100<=80) > 88 > 失敗 ◎楓のことを傷付けて殺そうとして抵抗されたから監禁した。 俺は楓にひどいことして利用した奴らときっと何も変わらない。 早く殺してあげたいけど、死んだ方が良いのは俺の方だ。 ◎楓のことを撃った。 そうしないといけなかったから。 ちゃんと照準合わせて、何度も訓練したときみたいに楓のことを撃った。 ずっと一緒に居てくれてた楓のことを撃った。 血が噴き出て、転がって、ただでさえ傷だらけだった楓は動かなくなった。 ちがう、いま俺が撃ったのは、楓じゃない。 ◎俺の幸せはこのまま死んで終わりにすることじゃなくて、 またおまえがちゃんと笑ってるところを見ることだって楓が言ってくれた。 おまえは優しいやつだって知ってるって言ってくれた。 俺は楓のその言葉に報いれるかな。大丈夫になれるかな。 【後遺症】 ・音楽の寵児 生殖イベントに遭ったPC/KPCに適応される。 1d10>7か月の間、楽聖の子供を孕むことになり、その間、STR、CON、DEXが-1され、〈聞き耳〉に+20%される。外見的変化はない。 また、期間を過ぎると異形の神の幼生を出産する。産み落とした際それを目撃した人間に1d3/1d10の正気度喪失が発生する。また、その際幸運に失敗すると、POWを-1永久的に喪失する。 【取得したアーティファクト】 ・宇宙寄生バチの子であり貴方たちの子 ※4人 持ち帰ることを決めた場合のみ取得。 どういった生態なのかは、KPと相談したうえですべてPLが決めていい。 知能はいかほどか、食事はどのくらい取るのか、何が好きで何が嫌いなのか、どのくらい生きるのか。 生殖能力は基本的に無いと思ってくれて構わないが、もしかしたら成熟した時にお尻から産卵管、あるいはペニスを覗かせるかもしれない。 【修得した呪文】 正しき答えを導いた探索者に、最後に知の神トートが呪文を授けた。 探索者は目覚めた時、〈トートの詠唱〉(6版.274p)を習得している。 【遭遇した神話生物】 ヘビ人間、暗きハン、ティンダロスの猟犬、飛行するポリプ、 楽聖ノルン、宇宙寄生バチ、イゴーロナク、ムーンレンズの守護者、 夢の魔女・イドラ 夢を見ている。 あなたの夢は安らかで、満ち足りていた。 あなたは楓と話をしている。 警察の寮のあなたの部屋。 あなたの出したコーヒーを飲みながら、楓はいつもより気を抜いている。 そうだ。今は仕事終わりだった。 刑事としてバディを組んでいた彼と精神が入れ替わるという奇妙な事象を体験してから、楓は前よりも食事の誘いにのったり、少し気を緩めたようだ。 ラーメンの辛さにはお互い辟易したが、それ以外なら構わないだろう。 今日は二人で何を食べに行こうか。この間のあれは美味かったな、これは楓が好きそうだ、とあれこれ考えてみる。 穏やかな日常に、心の内が、ひたひたと温かいもので満たされていく。 らるら、らるら……と、遠く響いている。 煩わしい声だ、とあなたは思った。 あなたの幸福な瞬間を呪うように、その声は一度耳にするとあなたの鼓膜にまとわりつく。 うるさい。うるさい、うるさい、うるさい。 楓が振り返る そして、 すとんと、その表情が彼の顔から抜け落ちる。 「あぁ。でもこんなことはもう全部どうでもいい事だったな」 彼の瞳孔は、虚(うろ)のように暗い。 暗く口を開けた、深淵を見ているかのようだった。 その目に、あなたは映ってはいなかった。 ただただ、虚ろだった。 この目を知っている。ひどく傷つけられ、全てに絶望し、あなたすら拒絶した目を。 「まだ気付かないのか?」 「全部お前の所為だって」 「沢山の人が死んだ。これからも死ぬ」 「俺も、死んだ。お前が殺した。かつての俺は壊れてしまった」 「お前が生きているだけで、喪われていく」 「お前がいるだけで全部、俺も、不幸になるんだって、まだ分からないのか」 「すべてお前が招いた事だ」 「お前の所為だ」 波が騒ぎ始める。遠雷の音がする。 らるら、らるら。らるら、らるら。 楓の体が何か大きなものに飲み込まれる。 貴方が伸ばした手は 届かない。 夢を見ている。 あなたの夢は安らかで、満ち足りていた。 それはあなたが楓と初めて会った時の様子だった。 まだ体になじまない警察官の制服を着て、互いを認識し、楓は少し緊張した面持ちで歩み寄ってくる。少しの警戒を滲ませて。 この先、彼とやっていくのだ。 己の心に滲むこの感情の色は、かつては随分と馴染んでいたそれだ。 警察学校での訓練は楽ではなかった。 それでも楓と一緒ならば、確かに楽しかった。 この先もきっと、また深くかかわる事になるのだろう。学校を無事卒業し、交番へ配属となる時、何故かそう確信していた。 ――夢だった。 あなたにはどうする事も出来ない、夢だ。 眼差しを動かし、声を発する。たしかに自身の意識で。 しかし、同時に己の意思ではない事が、夢の中では両立し得る。 深層意識が見せるあなたの記憶、感情、思考、それらの幻燈を、あなたの表層意識がなぞる。 薄膜を一枚隔てたような鈍い感覚の中で、これが夢だとぼんやり理解するだけ。 らるら、らるら。 くゆる煙のように、歌声が視界を包み込む。 らるら、らるら。 あなたの視界が変わっていく。 気付けば、あなたは地面に転がっていた。もう身体は動かない。悍ましい化け物に、あなたは取り返しのつかないほど傷つけられてしまった。 かすむ視界の中で楓が自分の名前を叫んでいる。泣きそうな顔がゆっくりと瞼の向こうへ遠ざかる。 近くにはあの化け物がいる。楓が、危ない。守って、助けて、生かしてあげたかった。 飲み込まれていく。狂気に。 心も、身体も。 ふと、この光景に少しの違和感を覚える。だが、もう考える力は残っていなかった。 自分は楓を置いていくのか。また。 --- 夢を見ている。 あなたの夢は安らかで、満ち足りていた。 あなたは楓と歩いている。 どこにでもある街並み。 お互いのかつての普段着。 忙しい合間に飲む缶コーヒー。 他愛もない話をして、あなたの軽口に楓が少しだけ笑う。 「……うるさい。笑ってない」 「いいから、もう行くぞ」 自分たちは刑事だった。 事件があり、それ自体は誰かの悲劇だったが、解決に向けて動きながら困難に向き合い、時折笑い合うのがあなたたちの日常だった。 楓の衒いのない表情は、くるくると素直な感情を表す。それはあなたがもう失ったと諦めていたものだ。傷つけられ、心と身体を壊される怯えや絶望に濡れていない楓が、あの頃はあたりまえに傍にいた。 あなたたちの間に通うものを感じる。信頼、安心、愛情。それらが確かにあった。 楓さえいてくれたら生きていけるようにさえ思えた。 自分は楓をひとりきり、置いていくことなどきっとない。根拠もないのに、そう信じられた。 ふと、出会った当初から『楓を置いていく』のが酷く恐ろしいのは何故なのかと考える。数々の経験をする前からのこの感覚は、思えば奇妙なものだ。 でもそれも気にならない。 あの頃だってそうだった。 無事捜査が終わり、事件が収束すれば二人で帰れる。そういえば、思いを受け入れてくれた楓とあなたは二人で暮らし始めたのだった。 偉ぶって家事をしたがらない彼に代わって食事をつくってやり、風呂も用意する。 『面白い』と思っていたはずが、いつしか変化していた『可愛い』を伝えて頭を撫でれば、その場では鬱陶しそうにしながらも甘えるように隣からは離れないのを知っている。 二人で住む家は穏やかだ。たまに子供たちが遊びに来て大騒ぎになって、子供を可愛がっている楓は楽しそうで。 たまに常軌を逸した事件に巻き込まれつつも、そうやってずっと続いていく。 何の変哲もない日常。かつてはあたりまえにあったもの。それがかけがえのない幸福だった。 この身に過ぎると思うほどに。 ふと、耳に聞こえる。 らるら、らるら……と、遠く響いている。 煩わしい声だ、とあなたは思った。 あなたの幸福な瞬間を呪うように、その声は一度耳にするとあなたの鼓膜にまとわりついた。 うるさい。うるさい、うるさい、うるさい。 けれど、あなたは知っている。 これはあなたが良く知る、楓の声だ。 歌声は、あなたに呼び掛けているようだった。 あなたは、彼の差し伸べる手を拒んだ。 楓はまるで、見捨てられた少年のような表情であなたを見た。 その時、あなたの代わりにその手を掴むものがある。 それは顔が無く、途方もなく大きい男だった。 楓は目の前で男に押さえつけられ、嬲られ、犯される。肉を裂いて性器を突き入れられ、精液を吐き出され、汚されていく。それを飲まされ、薬を注入するための針を刺される。 男の嘲笑う声と、耐えがたい悲鳴が響く。 煩いと感じたのだろう。男は楓の腹を殴り、蹴りつける。身体が潰れ、骨が拉げる音と、痛ましい咳がこだました。 犯されつくされた彼は玩具のように放られて、血と精液にまみれてあなたのすぐそばでうずくまり、ぶつぶつとつぶやいている。 「よつば、ごめん、よつば」 あなたは何か透明な壁に阻まれ、そちらに行くことが出来ない。 それもそのはずだ。あなたは楓が拷問を受け壊されている時、助けには行けなかった。 あの時も画面の向こうの彼を見て、見て、見る事しか出来なかった。あの時見たポルノビデオもスナッフフィルムも、きっとこれから先どんなに幸福な瞬間があっても、頭の中から完全に消えることはない。 いつの間にか、周囲はあの空き地になっていた。冷たい雨の感覚が頬を伝う。 その中心に、また楓が倒れている。 生傷にまみれ、薬物に痙攣する身体。嫌な想像を掻き立てるようなすえた臭いが鼻をつく。 あの時、確かに自分はこう思った。 殺してあげなければ。 気付けば、目の前には死体が転がっていた。 無残に額を撃ち抜かれた死体は、忘れられる筈もない。 あれから何度夢に見ただろうか。 網膜に焼き付いて剥がれない死に顔。 紛れもなく、あなたが愛していた彼。あなたと笑い、苦しみ、憎み、恨み、抱きしめた、その人だったもの。 まざまざと、こうして目の前に転がっている骸。 己の手から鉄の塊が滑り落ち、がちゃんと重々しい音を立てる。 あなたは覚えている。確かに引き金を引いた。己の手で、己の意思で。 あなたが彼を殺したのだ。 耳に、最期の楓の言葉がこびりついていた。 「おいていきたくない おいていかないで」 楓は亡骸さえ、黒く巨大な化け物に飲み込まれて行ってしまう。 そして、あなたも どうしてか、やはり以前こんなことがあったような そうだ、置いていかないと決めたんだ、あの子を 最悪の悪夢に、両の足が思わず竦む。 悪夢はあなたを階段へと追い立てるように立ちふさがる。 今ならばまだ、間に合うのかもしれない。 あの階段に飛び込めば、あなたはまだ、先程の幸福な夢の続きを、見られるのかもしれない。 ――それでも。 あなたは夢の入り口に背を向ける。悪夢に向かって、飛び込んでいく。 歌声は響き続けている。 あなたをこちらだと導くように、らるら、らるらと歌い、呼んでいる。 声を頼りにあなたはそちらへと走っていくだろう。 目の前に、ガラスの壁が見えてきた。 その磨かれた表面に映る姿がある。 あなたを探して、歌い続ける、楓。 夢に紛れ、霧の中を彷徨うように、たったひとつの魔法に縋る。 らるら、らるら、らるら、らるら。 声を限りに、息も喉も枯れても尚、あなたを探し――…… そして、見つけた。 一枚隔てた世界の向こうで、あなた達は、目が合った。 --- ■あなたは探索者である KPは、探索者がシナリオ中集めた情報に付記されたポイント数を開示する。 このポイントの値が、正気度として追加される。 これはあなたが、決して真実を見据える事を諦めなかった軌跡であり、恐怖の只中に自ら向かう勇気を持った証であり、紛れもなくあなたが人として正気である証左である。 --- 重なった手を大事そうに握ると、楓は穏やかに――あなたのいっとう好きな表情で、笑いかける。 「俺を、置いていかないでくれてありがとう」 「もう、置いていく事も、置いて行かれる事もない。怖いものは見なくていい」 「一緒に行こう。ずっと一緒だ」 後ろ髪を引くような声で、歌声は響き続けている。 あなたはそれに振り向いたか、振り向かなかったか。 それでも、楓に繋がれた手を離す事は出来なかった。 手を取られ、二人連れ立って、夢の世界へと続く階段を降りていく。 君を思って、眠れない日々はもう終わりだ。 まなこを閉じて、夢を見よう。
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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