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小説作家『和狐』の担当編集者。 喫煙者、海外渡航経験有り。 それなりの高身長・優れた容姿を持ち合わせ、仕事もそつなくこなせる事から周囲からの評価は高い。 その反面、人間関係のもつれや仕事等…他者から持ちかけられる相談事の多さに参ってしまっていた。 「打ち明けられた所で自分には対応しきれない。」…それが男の考えであった。 根は真面目な性格の為、仕事をやる気はあるのだが…そのような面倒ごとに対してトラウマ気味の苦手意識を持っている。 それが原因で様々な職を転々としたのち、編集職に落ち着いている。 偶然見つけた仕事ではあるが…幅広い知識が必要とされる為に、実は男にとって天職だったりもする。 幼少期から鋭い感性を持ち合わせており、それを思わず口にしがち。 …最近は少しマシになった。 また、その感性の延長線か、いわゆる霊感と呼ばれるものの持ち主である。 引き寄せ体質でもあり…”視える”人でもあった 稲荷川の担当編集に就任してからというもの、偶然か必然か。 何故だか稲荷川の方が怪異に巻きこまれやすくなったという。 稲荷川の語る怪異の数々に、「またいつもの虚言癖ですか…。」と呆れた反応を示すが、 視える景色と、怪異に巻き込まれた際に手に入れたという物品の数々により、妄言でないことはとっくの昔に理解している。 眼前の作家に憑いている妖の存在にも気が付いてはいるが…今のところ、本人には告げていない。

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