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足可児 隼仁(たしかに はやと)
ID:4536798
MD:438a3ceba9e08a90964dee986c250389
足可児 隼仁(たしかに はやと)
タグ:
ameru
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生まれ・能力値
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その他増加分
一時的増減
現在値
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APP
SIZ
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EDU
HP
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初期
SAN
アイ
デア
幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
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初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
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<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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通常表示
<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
◆通過予定 KP:雪狐*さん 「Xからの告白」 ◆HO2 弁護士(職業技能2015:法律家で取得しています) 君は法を遵守し、法の番人として法を守る存在だ。 その手が正しき裁きを降すものであることを祈る 特色:交渉、知識技能に秀で人との対話で君は多くの真実に到達するかもしれない。 ◆職業技能:法律家(2015) で取得しています 特徴表:2-5「鋭い洞察力」 優れた感覚の持ち主であるため、<目星>に+30% ◆一人称:ぼく 正義感が強く、弱い者の味方。 依頼人が無実だと証言するのであればどんなに不利な状況でも力を貸したいと思っている。 食べ物は梨と魚肉ソーセージが好きでラーメンは塩派。 飲み物はマスカットジュースが好き。 ◆名前の由来:確かに、隼 足可児 → たしかに (モチーフ?が逆転裁判の成歩堂くんなので…) 隼仁 → 隼 (NPCにも章のタイトルも鳥だったので鳥を入れました!) ------------- ☟ 秘匿 ☟ ------------- ◆秘匿含み 父親の名前:足可児 優鶴(たしかに ゆづる)(同じく名前に鳥の鶴を入れています) 家族関係は良好で両親のことは尊敬さえしていた。 なので15年前に自殺した父に心を病みながらも1人手で頑張って自分を育ててくれた母に感謝をしている。 殺人事件の犯人の子供ということもあり学校では散々な目にあったが母に心配や迷惑をかけたくなくて自力で解決した。 せめて母だけは楽に暮らしてほしい、と親孝行するべく仕事に打ち込んでいる。 父が伽藍鳥強盗殺人事件の容疑者として逮捕されなければ自分がこんな目に会うことも、母が苦労することもなかった、何より父は誤認逮捕であると信じており逮捕/尋問をした刑事を探し出したいと考えている。 本当に必要な尋問だったのか…真実を知らなければ、と思っている。 大学生時代に勉強の一環として訪れていた裁判所で名刺をもらう。 折角名刺を頂いたのも何かの縁だ!ということで卒業後は事務所にてお世話になる。 近嵐梟弥のことを初めはへらへらしていて大丈夫なのか?と不安に思っていたが市民に寄り添うのを見て考えを改める。 とても尊敬しており、近嵐先生と呼んでいる。近嵐先生の名に恥じぬようどんな依頼も一生懸命に取り組む。 でもお金は欲しい(自分で生活して母親にも送りたい)ので…「近嵐先生!また無償で引き受けちゃったんですか!?」と頭を抱えている。 白鳥遊馬とは高校生時代に出会う。 殺人犯の息子というレッテルを張られている隼仁に知ってか知らずか話しかけてきたのが白鳥遊馬であり、それからの仲である。 とても親しくしており、遊馬と呼んでいる。 遊馬から新聞記者になると聞いた日にだましているような気がして過去を暴露している。 「今は殺人犯の息子だ…だけど父は、人殺しなんて出来る人じゃない。冤罪なんだ」等とすべてを話しており「ぼくもこの事件の真実が知りたいんだ。もし何か掴んだら教えてほしい」と相談をしている。 遊馬の夢を応援しており、市民の代弁者になりたいという心意気に自分も負けてられないな、と思っている。 遊馬と仕事終わりに飲みに行くのが好き。 ◆秘匿HO Xからの告白 HO2 弁護士 【過去】 あなたの父親は15年前自殺している。 父親はある殺人事件の容疑者として捕まり、厳しい尋問によって追い詰められついぞ留置所内で自殺した。 なぜ父が容疑がかかったのか、追い詰められなくてはならなかったのかあなたはずっと疑問に感じている。 あなたはその尋問を行った刑事を 探し出し問いただそうと思っている。 【現在】 弁護士の仕事を選択し、あなたはある弁護士事務所に所属している。 決して大きな事務所ではないが所長の「近嵐 梟弥(ちからし きょうや)(45歳)」とはよき関係を築けているように思う。 またあなたには親しい友人がいる。 「白鳥 遊馬(しらとり あすま)(27歳)」という記者をしている男性でよく一緒に食事に行ったりする仲だ。 スクープの為と言って最近は弁護士事務所にも入り浸ている。 <事前調査> HOに対して質問という名の事前調査を行いNPCなどの詳細や事件について調べることが可能だ。 これらはセッションが始まってからも開示されるので事前に調べずとも情報は開示される。 調べられなかったからといってシナリオの進行に問題はない。 事前調査は各個人タブで行うものとする。 ------------------------------------------------------- <事前調査> 伽藍鳥強盗殺人事件 15年前に発生した強盗殺人事件。 伽藍鳥(ペリカン)引っ越し業者を装った犯行で在ったため伽藍鳥強盗殺人事件と名前が付けられた。 シングルマザーの女性が夜間に殺害された。金品が取られていたことから金銭目的での犯行と思われる。 3日後近隣住民によって発見され通報。捜査を行った結果目撃証言などを経て<HO2の父親>を容疑者として警察は一時逮捕。 尋問を続けると<HO2の父親>による自白で事件は収束に向かう。被告人<HO2の父親>は刑事裁判が3回行われ、3度目の裁判後留 置場内で自殺を図る。 弁護を行っていた鵜飼弁護士もその後自殺し捜査は終結となった。 ちなみに日本の刑事裁判の有罪率は99.9%である。 「近嵐 梟弥(ちからし きょうや)(45歳)」 近嵐弁護士事務所の所長。 民事裁判や刑事裁判など様々な裁判を担当している、しかし勝率がずば抜けて高いわけではない。 お金にならない仕事をよく担当する。へらへらとしているが市民に寄り添おうとする思想の持ち主らしく、無償の相談などをよく行っている。 因みにもともとは検事であったが弁護士へと方針を変えた。そのため弁護士歴としてはあまり長くはない。 近嵐 梟弥さんとはいつ頃知り合ったのか?なぜこの事務所に... たまたま裁判所で出会い、名刺を渡されたのが知り合ったきっかけ。 名刺を渡された経緯は自由に決めていいものとする 「白鳥 遊馬(しらとり あすま)(27歳)」 出会った時期は高校時代以降であればいつでもかまわない。 まだまだ駆け出しの新聞記者、いつか大きな報道をするのが夢らしい。 真実を追求するべく動き市民の訴えを届ける市民の代弁者になりたいそうだ。 頭が良く回転が速い、気が利く性格で出世しやすいタイプではあるが出世欲があるわけではないようだ。 警察だけでなく政治業界の関係者なども多いらしい。 ▼遊馬との友好関係が5年以上の場合追記情報 学生時代は祖父母宅で暮らしていたが他界、現在は一人暮らし。 母親がある日蒸発したらしい。行方知れず。 母探しも兼ねて記者を目指したと聞いたことがある。 ●鴨の日記 かなり昔から書かれているようだ。気になる内容にだけざっと目を通す 以下のようなことが書かれていた。 〇月×日 いつからだろう。自分は生まれたときからそうだったのかもしれない。 男性が好きだった。女性になりたいとかではそういうことではない。ただ自分にとって好きだと告げて、手をつないだりキスをしたり、愛の言葉を告げるならそれは男性なのだと思った。 小学校のころ、好きな子ができた。少しやんちゃではきはきとしていて自分とは正反対の自分の意見をちゃんと言える子だった。少しばかり言葉がストレートすぎるけれどまっすぐなところが好きだった。遊んだり話したりしているうちにクラスメイトの女子たちみたいに彼のことを考えると顔が赤くなったり彼のことばかり考えるようになった。 勇気を振り絞って告白をした。好きだと告げた。 ああ。あの瞬間の彼の顔。 忘れるはずもない。 顔がこわばったかと思えば、不愉快そうにしてそして私に告げたのだ。 ――――気持ちが悪い。と 〇月×日 やがて成長し高校に入った、あの時仲良くしていた彼とはあの一件から疎遠になりほかのグループに移った自分は中学からの付き合いの烏野と近嵐と過ごしていた。彼らは自分と性格は異なるが不思議と気が合った。 烏野は将来は刑事になると意気込んでいて、近嵐は私と同じ検事を目指していた。お互いの夢を語り合ったり勉強したり、そういうことが楽しかった。 男性の全員を恋愛の対象と見ているわけではない。けれどあの一件からやはり踏み込みすぎることに恐怖を覚えた。一瞬で関係が崩れ去ってしまうことが怖かった。当たり障りのない付き合いをして良き友人として関係を築く。それが一番いいのだと高校にもなればそう考えるようになった。 ある日のことだった。当時の私は日中は自分の気持ちを押し殺していた反動からか深夜に徘徊して男性といくつか関係を持っていた。 そして少し厄介な相手に引っかかって少々もめごとになりそうだった時、私の手を引いて私を誰かが助けてくれた。 走って逃げ出した私はその手をつかんでくれた人物に礼を告げればそれは近嵐だった。途端に知られてしまったのだと理解して、足元の感覚がなくなってまるで真っ黒な海の中に放り込まれたようなそんな恐怖を抱いた。 どうやって取り繕うべきか 言わないでくれというべきか どうすればいいのか考えていたとき、先に言葉を発したのは近嵐だ 「危なかったな、今度は遊ぶ相手は選んでおけよ。無事でよかった。」 それだけを告げて笑うものだからいったい何が起こったのかよくわからず硬直して、絞り出すように「気持ち悪くないのか?普通じゃないだろう?」と尋ねた。この言葉は自分にとってすごく勇気のいる言葉で、正直この時ちゃんと言葉を発せられていたのかも怪しい。 その言葉を聞いた近嵐はただ一言 「別に特別なことじゃないでしょ。君にとってはそれが当たり前なんだから僕がどうこう言うことじゃないよ。誰だっていろんなものが好きで違ってていいじゃん。」なんてことのない出来事のように彼はそう告げた。 ずっと普通ではないと思って隠れて生きていた自分には、あっさりとなんてことのないように告げた彼に自分の何がわかるのかと怒りがわいた。同時に、ようやく許されたような気がして、気が付けば涙を流していた。 突然泣き出した私を近嵐は少し焦ったように抱きしめて慰めてくれた。 思えばこの時から彼のことが好きだった。 〇月×日 あれからいろいろあって、梟弥と交際することになった。 烏野はそう言ったことに疎いようだがばれることはなかったがひやひやとした気持ちで過ごしている。梟弥はそう言ったことを隠すのが上手らしく取り繕うのが上手だった。 二人だけの秘密、二人だけが知っていること。 梟弥は正直女性にモテる。少しばかりひやりとすることもあったけれどそれは杞憂に終わった。いついつだって梟弥は私の気持ちを優先してくれた。 あたたかかった、心も体も傍にいれば幸せだった。 (日付があいている) 〇月×日 梟弥がいつか必ず法律を変えて同性で結婚できるようにしようと語った。 なぜ同性というだけで自分たちはたったひとつの書類の手続きを行うことができないのだろう。歯がゆい気持ちでいっぱいだった。 世間の目を気にして自分たちの関係は「恋人」ではなく「友人」だと他者に告げて、そのたびに心が苦しくなっていく。 自分も。梟弥も。お互いのことを愛し合ってほかに誰かと付き合っているわけでもない、不倫をしているわけでもなければ誰かを傷つけているわけではない。それなのに、隠さなくてはならないようなやましい関係ではないはずなのにどうして自分たちは社会にむけておおっぴろにその関係を言えないのだろう。 いや、言おうと思えばいえるはずだ。 けれどやっぱり僕らは社会の目が怖かった。 普通ではないのだと思われるのが嫌だったのだ。 普通とは何だろう。社会や大衆が決めた大きな流れがそれが適用されているだけで、たとえ少数だったとしても自分にとってはそれが当たり前のことで、普通だというのに。なぜ僕らは大衆によって決められた普通の定義の中で後ろめたい気持ちを抱えながら生きなくてはならないのだろう。 ずっと僕らは真っ暗な中で一緒に過ごしているような気持だった。 太陽の下で誰にも臆することなく偽ることなく生きていきたい。 そんな日が来ると信じている。 (日付があいている) 〇月×日 梟弥と私は同じ大学を希望し、二人そろって法学部を専攻した。鴨志田と知り合ったのはその時だ。彼女はさっぱりとした性格で思ったことをはっきりと告げる女性だ。初恋のあの彼を思い出させるような性格で少し恐れと、羨望。一緒にいることは不快ではなかった。近嵐も馬が合ったのかよく話すことが多くなり一緒に行動することが多かった。 当たり障りなく付き合っていた。私たちは本当に仲が良かったと思う。 (日付があいている) 〇月×日 大学での長いようで短い時間を終え司法試験も無事終わり。私たちは自分たちが目指していた道を歩みだしていた。検事として二人の目指していた道に到達出来て正直私は浮かれていた。夢をかなえてそして大切な人がそばにいる。書類では認められていない関係ではあるが関係ない。しあわせだ。 (日付があいている) 〇月×日 最近梟弥が思いつめたような表情をすることが多かった、何かに悩んでいる様子だ。話してほしいといってもあいまいに笑ってごまかされてしまう。 彼は何も話したがらないときは本当に話そうとしないのはわかっていた。 そんな時些細なことで喧嘩をした。ずっと話してくれないのは私を信じてくれないからなのか、そんなにも頼りないのかと。 そう告げたとき珍しくいらだった様子の梟弥は私に対して何も言わずその場を去った。正直、タイミングが悪かった。 喧嘩をしてうまくいかなくなった関係に、ようやく手に入れた愛するべきものと破局したら、失われてしまったら.....そう思うと怖かった。 鴨志田に相談しながら一緒に飲んで、飲みすぎたのだ。 ―――私は鴨志田と寝てしまった。 彼女はずっと私のことが好きだったのだと告げた。正直何と答えたのかは思い出せない。それ以上に私は梟弥を裏切ってしまったことが怖かった。 それを忘れるために私は目まぐるしく仕事を探して働いた。動いて限界になるまで働いて疲れたら気を失うように眠って。そうすることで考えることをやめたかった。眠れば何も考えなくて済む。逃げたかった。 その時声がかかったのだ、悪いことは立て続けにやってくるという言葉はまさにその通りだった。「伽藍鳥強盗殺人事件」の容疑者が一向に口を割らないため証拠を捏造し、それをもとに裁判を行えとのことだ。 それだけではない。それはもともと梟弥が担当していた事件だった。不自然な形で彼はその担当が外れ私が引き継いだ。彼はこのことで悩んでいたのかもしれない。私とて迷いがないわけではなかった、確実とは言えない容疑者を犯人として追求し、そしてついには自殺したのだと聞かされた。 容疑者が本当に犯人だったのか無実だったのかはわからない。けれど一人の人生はそこで終わったのだと、検事の仕事をしていていろんな人間の人生を左右することはあった。今回の一件は決定的に私はその容疑者の人生を壊したのだろう。確証も持てないままに。 後日梟弥は私を呼び出して「検事を辞める」のだと言い出した。 なぜ、と問えば「自分たちは間違っているから」だと話す。 流石にまずいと思って私は彼と話をする場を設けた、思えば梟弥はすごく追い詰めたような表情をしていてひどく痩せているようだった。私も当時は健康とは言えなかったが梟弥はそれよりもずっとひどかった。 「もう一緒にいることはできない」 「目指しているものに一緒に行けると思った、でもそれは違った。僕らはきっと道を間違えたんだ。君とはもう一緒に行けない。」 その言葉に、まるで楽しいドラマを見ていた時突然に電源が落とされた時のように、ぷっつりとその時の記憶が消えた。気が付けば梟弥梟弥が検事を辞めて、私たちは別れていた。もう無理だろうと、それだけを告げた。 無理なのだと。梟弥に言わせてしまった。 言わせてしまったのだ。あんなにも自分のことを大切にしてくれた彼に別れ話をさせた。嫌ってくれたのならよかった。嫌いになって別れるだけならまだよかった。けれどうぬぼれかもしれないが梟弥は私のことを好きでいたまま私と別れることを選んだのだ。 どうしてこうなってしまったのだろう。 時間が戻るなら戻ってほしい! 梟弥が好きだった。どうしようもなく好きだった。 けれどももうこの関係が戻ることはないのだろう。こうして私の願った永遠はあっさりと終わりを迎えた。 そんな時、鴨志田に呼び出され真剣な表情で彼女が告げたのだ。 「子供ができた」のだと。 私は私が望まぬままに父親になった。 私は一人になるのが怖かった。だから、責任を取るという形で彼女を空いた穴を埋めるために結婚をしてかりそめの夫婦として家庭を築いた。 歪な関係だと思う、彼女に対する裏切りだとも思う。他に好きなものがいるのに私は孤独を恐れ彼女を選んだ。きっと私はろくな死に方はしないだろう。 これは私の告白だ。 私、鴨正和という人間の本当の姿を告白したものである。 私はこれを隠し通して生きていくことはできなかった。 だからここにこの事実を書き記す。 もし―――何かの理由があってこの日記を読んだものがいるなら私は問いたい。私はどうして生きればよかったのだろう? 日記はそこで終わっている
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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