タグ： 七野クトゥルフ

(専門：天文学：歴史・語学等) 「後悔ばかりの人生さ。でもそんな私だってね、目を伏せていればまだ歩けるんだよ。だから…」 彼の人生を例えるなら"平凡な知識者"である。 小学生も、中学生もただただ親の「勉強をしろ」の言葉に従ってきた。 そこそこに繁盛していた親の服屋は、親の代で潰すと言われていた。後を継いだって良いと言ったのに。 だが、母親の「解って頂戴」の一言でダンマリをする事になった。 父親が気に入りの反物を写真館に収める時に聞いてしまった。 その反物が相当な価値物で、服屋はこの写真屋で辛うじて持っていたぐらいだったのだと。 取引仲介の中国人は、何故か自分に良くしてくれていて。 母親と仲が良く、父親は嫌っていたようだったが、自分に色々を教えてくれた。(他の言語：漢文・中国語) だが、父親が死んだ今なら解る。現代日本には時代錯誤な服屋だった。先見の明はだれしもがあったのだろう。(鋭い洞察力理由) 将来の事は漠然と、だが勉強は好きになっていって。優秀な成績を持て余していた。 ただ趣味として空を見上げる事が好きだった。その事を、高校の恩師が知って居た。 「ハーバードにはな、もっといろんな星が見られる場所があるんだぞ。」(天文学：その他英語) そう言われて、両親を説得すれば"学が全て"の親はあっさりと頷いた。 信用を得るという事は、時として本当のことを黙っている事だとも幼いながらに学んでいた。(信用) ハーバード大学に通い、しばしアメリカでの暮らしをすごす。 彼はすっかりグループに馴染みやすい人格を手に入れていて、明るいグループにも馴染めた。 時には面白半分に拳銃を持たされたが、とある山中で天体観測をしていた時に猟師から咄嗟に借りた弓が一番肌に合った。(アーチェリー) 天体観測のながらに、彼は様々な人間や歴史について学ぶ事になった。(心理学・人類学・歴史) 星座は歴史が纏わる事が多く、生物的な形質人類学も、言語や習慣などの社会人類学も学生として学びたかったものであった。 そんな彼だったが、ある問題に直面する事になる。 大学の教授に、自分の補佐について欲しいと言われたのだ。 彼は悩んだ。これまで流されながら生きて来た彼なのに悩む余地があった。 それはまさに両親からの便りが届いたばかりだからだった。 「また一緒に暮らしたい」という父親からのあいまいな手紙は、人類学を学んだ彼には筆跡が震えている事すら読み取りやすかった。 かくして彼は日本へ戻るが、ハーバードからの推薦を受けての凱旋となり大学教授、研究家としての道をたどっていく。 日本に戻ったのは25歳の時であり、現在から22年前の事である。 星の減った日本の星空と、日本に帰って3年目に届いた、アメリカのガールフレンドだったゼシカに「本当は貴方の事嫌いだった」でしめられた手紙を送られた事が彼の胸を痛め続ける。 たったそれだけ、たったそれだけだからこそ、彼は今日も微笑みながら生きて行く。 大学ではそれなりに慕われる教授であるから、彼は今もそれなりに楽しそうに生きて行く。 いよいよ、子供の頃に見ていた星空は無くなった。 でも彼は知って居る。世界が明るいから星が見えなくなっただけで、そこに確かに存在していると。 幸福だった、はずなのに。彼は"探索者"になった。それでも星空は美しい。美しいのだ。 「自分に自信は無いけれど、その程度。私は幸福なんだよ。」 八月朔日 枢(のーたさん探索者)と出会い、日常が平凡から遠のいた。 いろいろと気にすべき事はあるはずなのだが彼はそこまで気にしているわけではない。 むしろ年下の友人が出来たと楽しげにしている。 「平凡なのもいい事だよ」 「君が何を思っているか解らなかったけど、会っていたならそのときに言ってくれれば良かったのに。」 「でも、そうだよね。恐れる事の方が多かったから。」 「君のものになるから、どうか受け入れようとしているものを手放してくれないか？」 「なんて、これは私の我儘だな。」 「ほら、演技なんてしなくていいよ。だって君は、私にとって裏もない一人の騎士だ。」 特徴表＞ 鋭い洞察力＞目星+30% バイリンガル＞EDUx5を他の言語へ (105P) 花ダイス＞37 月見草（ツキミソウ） 「美人」「自由な心」「うつろな愛」 どこか色香を称える貴方は、そこに座るだけで皆の視線を奪うことだろう。おしつけない沈黙と、気ままな心が、周りの人々の心を癒す。 通過シナリオ~>@1

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