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天羽　白　（あまは　はく） 秘書　２3歳 大切な人　羊川狼司（ひつじかわろうし） 社長　31歳 白は父母妹の家庭。 父は家庭を顧みず仕事に打ち込んでいる。母は妹が生まれてからはあまり白には興味を示していない。かろうじて妹は白のことを慕ってくれている。家族なんてどうでもいいが妹が生きているうちは、妹のために仕送りをしたいと思っている。 羊川とは幼馴染である。8つ上ではあったが子供の頃から仲良くしていたため堅苦しい仲ではなかった。頭も良く博識で高校生で既に企業していたような羊川に白が憧れないわけがなかった。羊川の家は金持ちであったから父も母も白が羊川と仲良くすることを大層喜んだ。白は最初こそ両親の言いなりのようで嫌だと思っていたが羊川と親しくなるにつれてそんなことはどうでもいいと思うようになった。それほど魅力的で素敵な人物なのだ。 白が高校生になった日。羊川に突然呼びだされ、彼が会社としているビルの一室に向かった。そこには羊川以外の人間はおらず、はて、今日は会社は休みなのかと思いながら出されたコーヒーに口をつける。そこで羊川が口を開く。 「白の宝石、俺にちょうだい」 そう言って笑う羊川の言葉がうまく飲み込めない。どういうことなのだろうと呆然としていれば何故だか眠くなってきた。強烈な睡魔に抗えず眠りに落ちる。最後に見たのは羊川の慈愛に満ちた表情だった。 まあそんなこんなで目玉をくり抜かれてます。 こんなやべーやつを大切だと思ってるのは狂信とかそういうのではなく一種の洗脳です。羊川は社長であるけれどそっち方面にも長けているので…。 あ！羊川のおめめは青色なのに何故か片方黄色いんですけどそれは白のおめめを入れてるからですね〜！やばいなこいつ！ 白は羊川の秘書。 羊川は白が可愛くてしょうがないので危ないこととかはさせません。白は俺の隣にいればいいよ。そう言い聞かせてます。 でも最近洗脳が解けてきている。ただ羊川の隣にいるだけなら俺じゃなくても人形でもできる、本当にこの人は俺が大切なのか、いや、でも、大切なはずだ。 俺は、この人が大切だから。

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