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アーノルド・キャンベル 弁護士(6版基本ルルブ)準拠+1に精神分析を選択。 値切りは取得していません。 心理学、精神分析+40 戦闘技能+20→キックを選択 にこにこ慇懃無礼 ⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒ 穏やかな家庭で育った。 日々忙しくも家族のためにと仕事に励む父。 そんな夫を支えるために家で待つ母。 学校行事にも可能な限り父と母は参加してくれていたし、周りからも羨まれていたように思う。 しかし同じ家で時間を過ごしているからか、別の因果か自分は知ってしまった。 父の帰宅が遅いことは他に懇意にしている女性がいるからだ。 母はそれに気づいているのかいないのか口を開けば父への暴言ばかり。 ふたりとも、流石に子ども相手にそんな素振りを見せたことはなかった筈だが。 一見穏やかな家の空気は心地が悪くて仕方がない。 家族そろって囲む食卓は気が重たく、味も碌に分からなくなる。 けれど自分が口を出していいことでないことも分かっていたから、黙るしかなかった。 父と母に倣って笑顔を作り、耳障りの良い言葉だけを投げる。 自分もまた、両親のように上っ面だけの人間になっているのだと心を摺り減らした。 寄宿学校への進学が決まったことは喜ばしいことだ。 両親と顔を合わせずに済むという事実は心を軽くした。 けれど、進学したことでまたひとつ気づいたことがある。 今までは両親にばかり気を配っていたせいで、他に目を向けるということが滅多になかった。 だから両親から離れるまで気が付かなかったのだろう。 自分はいつの間にか、人間を信用することが出来なくなっていたらしい。 ⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒

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