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裏でカジノが行われているラウンジのバーテンダー（制作：カクテル） 左耳にだけシンプルなシルバーピアスを一つつけている。 仕事、恋愛、様々な悩みを抱える人に ここでのひと時を心穏やかに過ごしてもらうことを生業としている（心理学、言いくるめ、信用） オーナーに気に入られていて利益が出せるなら好きな酒をどれだけ置いてもいいと言われて 帳簿の管理を徹底することで自分の好きな酒をバックバーに陳列している。（経理） 閉店時間になると裏にあるカジノで戯れ程度にゲームに参加する（ギャンブル、投擲） 妻がジュエリーをあちこちに置いてなくしていくので、またですかって一緒によく探してた（目星） 結婚指輪はチェーンに通してネックレスとして身に着けている。 既婚者だった。妻は交通事故で死亡。 奥さんは同性愛者で親族から結婚いつするの？の声が耳障りで未婚の東条に声をかけてきた。 東条も似たり寄ったり状況で常連だった彼女を気に入っていたこともあり偽装結婚に応じる。 結婚指輪はジュエリーデザイナーの彼女のお手製。 奥さん（春香）は恋人ができるたびに相手の好きな色のピアスをプレゼントして、彼女も左耳にその片方をつけていた。 東条と結婚してからも恋人がいたし、夫婦としての営みはなかった。 ある日、東条が仕事から帰るとスリップにカーディガンを羽織っただけの春香がソファーに横になっていた。 「春香さん。こんなところで横になっては休めませんよ？」 春香は返事をすることなく起き上がると悠人に掴みかかり自分が横になっていたソファーに押し倒した。 倒されたことに驚きはしたが春香の傍若無人は知っているので次に何があるのか様子を伺っていると 身体を跨ぎ頭突きするかの勢いで胸のあたりに彼女の頭が当たってきた。 胸の痛みに小さくせき込んでいると俯いたまま彼女はよれたシャツを掴み、呟き始めた。 恋人に振られたのだと。結婚した当初と比べるとここ最近は2週間も相手との関係が続かないと。 昨日まで一緒にいた相手には「貴女は、本当は誰を想っているの？」そう言われたらしい。 「自分でもわからないのにわかるわけないだろう！」 誰に言い捨てるわけでもなく、彼女はただ叫んでいた。 肩が震えているのは泣いているのか、悔しいからなのかはわからなかった。今この人にしてあげられることが自分にあるなら きっとこれくらいだろう。そう思い悠人は胸に縋るその小さな体を抱きしめた。 彼女は男が嫌いだ。殴られても仕方ない現状に覚悟を決めて彼女の反応を待った。が、それは思っていたものとは違っていた。 彼女は上体を起こし腕の中から出るとカーディガンを脱ぎ、スリップの肩ひもを下ろし始めた。 女性の体を見るのは初めてではないが、彼女の突拍子もない行動に慌てて落ちていたカーディガンをかけ胸元を覆った。 「なにしているんですか!?」 「…お前はゲイか？女の体がここにあるんだ。やりたいとか思わないのかよ」 「なにを言っているんですか、貴方は「俺たち夫婦なんだろ？別に問題ないだろうが」 「…それで気が晴れるんですか」 「憂さ晴らしにはなるんじゃね？」 「・・・」 「なんだよ、好みじゃないからダメなのか？」 「そんなことは、ありません。」 「ならなんでだよ？」 仕事で行き詰って、思い通りにならないときに見せる表情をこちらに向けながら彼女はさらに表情を険しくしていった。 貴方とのこの関係が終わらないように仕舞っていたのに、・・・その紐を解いたのは貴方ですからね。 「貴女が好きだから、今の貴女を抱きたくないんです。」 「え？…好きなら抱けばいいだろ？」 「貴女が私を想ってくださるのなら、そうしますよ」 「まるで女のようなことをいうんだな。想いなんてなくてもできることなのに」 「貴女だからこそです。そんなふうにご自身を傷つけるようなことはやめてください」 身体から彼女の体を退かせて床に落としていたジャケットを拾う。拾い上げて振り返ると不服そうに頬を膨らませた彼女は子どものようで 愛らしかった。春香の頭を撫で痛む髪越しにその頬に指を滑らせた。 「貴女を大切にしたいという気持ちだけ、それだけはわかってください。」 そっぽを向かれ、返事もない。 「おやすみなさい」 苦笑を零して、別々に眠る寝室へと足を進めた。 この後、奥さんは東条さんへの気持ちを自覚していった。 そして、その気持ちを伝える為にプレゼントを持って店に向かっていた時、事故に遭って・・・ キスが出来たのは式場と霊安室でだけ 荷物の中には2つのピアス、彼女がデザインした細やかな細工が施されたシンプルなピアス 悠人さんの好きなシルバー 指輪と右耳にピアスをつけて火葬 彼女が恋人たちに渡していた残りの片方は家にある これを破棄したら彼女のところにこれらもいってしまうから、それだけはさせない。 アルフくんとの関係 barに来た時にほかの仕事を探している感じだったので オーナーに話してみたら採用。されたんだけど、まさかのディーラーのほうで東条さんちょっとおこ 「彼に不利益がないようにしっかりしてくださいね。あと、なにかあったら彼を連れて逃げますからね。」

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