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[特徴]強固な意志、予期せぬ協力者 花糸　朱知（はないと　しゅち） 一人称：わたくし 二人称：あなた、〇〇お兄様、〇〇お姉様、〇〇様、〇〇ちゃん等 口調：お嬢様言葉 性格：ば…、純粋無垢で無鉄砲。他人に優しく、騙されやすい。世間知らず。親戚に読書の楽しみ方と自己防衛手段のキックを教わった。 「あら？知らないんですの？ハンバーガーは食品添加物たっぷりで身体にわるいんですのよ！え？一口ぐらいなら大丈夫？そうですの？じゃあ… …！！めちゃうまですわ〜〜〜！！」 「子供がどう出来るか、ですの？もちろん知っていますわ！夫婦が愛の育みをすると、コウノトリがキャベツ畑からお母さんのお腹まで赤ちゃんを運んでくださるのよ！」ドヤ 因果:07借金 生まれは元華族の分家筋。中々のお嬢様で周囲に可愛がられ、蝶よ花よと育てられた。大好きな人に囲まれ、大好きなヴァイオリンを弾き、なに不自由無い生活を送っていた。 数ヶ月前、両親が亡くなった。交通事故だった。 その次の日の夜、家にやってきたのは数億円の金を回収しに来たと話す裏社会の人間だった。 彼女は両親が知り合いの連帯保証人になっていたこと、会社経営に失敗し巨額の借金を背負っていることを知った。 両親の保険金や交通事故の慰謝料、家財を投げ打っても払い切るには足りないと言われ、兄や親族を頼ることも思い浮かばなかった彼女は身売りをさせられそうになる。その前に味見とばかりに伸ばされる手。 ふと、彼女は思った。 「このまま、このゲス野郎共の思うままにされていいんですの？」と、 否。 家族に、親戚に、友人に、使用人達に愛され可愛がられ、美しく咲いたわたくしを、こんなゲス野郎に散らされる。そんなの我慢なりませんわ！！！！ 借金は返済しなきゃいけない。でも、自分を安売りなんてしたくない。 つまり、この男達にとって自分の価値が無くなれば、別の返済方法が上がる筈だ。と無いアイデアで閃いた（ファンブル） 「商品価値が無くなる。つまり傷物になればいいって訳ですわね！！」 「目玉ひとつでわたくしの価値は変わりませんが、コイツらにとってはきっと違いますわ！！」 そう思った彼女は左の眼球を抉り出した。 溢れ出る血液、飛び出る眼球。呆気にとられる借金取りから彼女は逃げ出した。 追われながら夜の街を走る彼女。 追いつかれ、暴行を加えられている彼女を見つけ助けたのがヌエだった。 ヌエという仲介者を介してみれば、借金は慰謝料と保険金で返済出来ることが発覚。 借金は無事返済出来る見通しとなった。 しかし、自分一人では家も会社も支えられないと彼女は思った。このままでは使用人も社員達も路頭に迷わせてしまう。 ならば、と。彼女は音大を辞め、家財の一切を売りに出し、その金を、少ないけれどと退職金代わりに使用人や職員に握らせ家と会社を畳んだのであった。 その後、ヌエに礼金を渡すため、もらった名刺を頼りに探偵社を訪れる。 愛用のトランクに詰めた少しの服と思い出の品。そして、唯一売ることが出来なかった相棒のヴァイオリン。それ以外は一銭も持たず、そしてその日の宿も無かった彼女。 礼金として渡した金が返されるのは半ば当然の結末だった。 「それではコチラの気が収まりませんわ！！」 と、縋る彼女に提案されたのは、探偵社への就職だった。 「助けていただきましたこの御恩、絶対お返しいたしますわ！」 なお、兄は久々に実家に帰ったら家が消えてて、どっひゃ〜〜〜ってなってる。

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