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楊盧木 郎 うつぎ ろう 　生物っていつが一番美しいと思う？　僕はね、死ぬ瞬間だと思っているんだ。そう、必死に生きた美しい魂が肉体から離れるその最期の瞬間だよ。 　何故って、僕は一生懸命生きている生物が好きなんだ。出来るだけ長く、その煌めきを眺めていたい。死ぬ瞬間というのは、その魂がなによりも一番長く生きた瞬間でもあるだろう。美しい魂を支え続けた肉体を綺麗に保存する行為は、その魂を尊重する行為に等しい。だから、僕は僕が世界で一番愛している君を殺すんだ。 　魂が離れるその瞬間を目に焼き付け、魂が離れた瞬間の肉体をミイラにすることでその美しさを保ち、僕が死ぬその時まで大切に保管し続けるよ。 　ああ、君が死ぬのは、出来るだけ早い方が良い。一番美しい君を、長く愛し続けることが出来るのだから。 ↑こういう価値観の持ち主 ・趣味で標本や剥製を集めて飾っている。そのひとつに妻を加えたい。 ・妻に殴る蹴るといった危害は加えないが、別に傷ついてほしくないわけではない。怪我を負うのもどこかを欠損するのも生物が懸命に生きた証だからである。が、「懸命に生きてほしい」があまりモラルに欠けたことをする。 例)出掛け先(家まで車で何時間もかかるような場所)に身一つの状態で置き去りにする。故意に溺れさせる。崖から突き落とす。等々 ・妻が自分を苦手に思っていることは認識しているし理解しているが、それ故に「それでも現在離れてはいない」部分に生命の輝きを見出しているので不満はない。 ・歌唱力8

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