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拝啓、よだかの星へ。HO1 ゆうぜん- ❏誕生日：8/26 　誕生花：ユウゼンギク(友禅菊) 　　　　　「老いても元気で」「後知恵」「恋の思い出」 →玄関先とか庭先で簡単に育てられて丈夫なユウゼンギク。真逆でいいよね。老いても元気かわからないし。盲目故に目で見てわかるものは見る前に知っている。 幼い頃たまたま手に触れた重たい鍵盤を押したとき、胸のうちに波紋が広がるようにその音がわたしの中へ飛び込んできた。 手に触れたものから音が鳴るのが非常に愉快で、わたしはその瞬間からピアノの虜だった。耳で聞いたものと同じ音を探して鍵盤を叩けば、周囲の大人たちが褒めそやすのだった。 まだわたしが子どもだった頃、それはもう、盲目のピアニスト少女として少し話題になったものだ。 けれども、この貧弱な身体では心躍るような旋律たちを弾き切る体力も、器用さも足りてやいなかったのだ。 わたしの世界は暗闇と、音と、匂いと、感触とでできている。 庭先の小屋で眠る柴犬のように、わたしは病室の窓辺の寝台で見えもしない窓の外を向き、夢想するのだった。 よだかは、青い美しい光となっていまでも燃え続けているそうだ。 病室という鳥籠の中で炎の一つもつけられず、ただ漫然と生命を繋いでいるわたしとは対象的であった。 この籠のなかから抜け出して、よだかのように美しく燃えることがいつかできたのなら……。 あまりにも浮世離れした夢だ。夢を見るにはもう、時間が経ちすぎている。 ＝＝＝＝＝ 〔 技能 〕 職業技能：ミュージシャンで取得 〈言いくるめ〉、〈聞き耳〉、〈芸術(ピアノ)〉、〈製作(作曲)〉、〈説得〉、〈心理学〉、〈値切り〉、〈ほかの言語（英語な ど）〉 趣味技能：〈手探り〉 ＝＝＝＝＝ 〔 秘匿 〕 HO1：あなたは盲目である。 酷く曖昧な記憶の中、ここに来る前の最後に見たであろう光景は、寝床に伏せる自分。 長いこと、誰かを待っていた気がする。 CONを算出する際に、4d3にすること。(身体が弱いことに自覚はあっていい。) また、目を使用する技能を振ることができない代わりに特殊技能【手探り】にポイントを振ることが できる。 【手探り】: 盲目故に発達した技能。 使用した環境によってはダメージ等のリスクがあるが、当シナリオにおいては触ってわかる目星で見つけられなかったもの(クリティカルのみの情報など)を発見することができる。 初期値は15。 ※もし立ち絵を用意する場合は、浴衣であると楽しめるかと思います。 普段着に着るような、脱ぎ着が便利であったため床に臥していた際に浴衣を着て寝ていたというイメージで問題ありません。 [キャラメイクについて] ・職業はなんでも大丈夫ですが、体調故動き回るような仕事はできなかったと思ってください。寝床の上でなんとかできるものを推奨します。 また、シナリオ上齟齬が生まれる可能性のある職業を選択された場合、こちらから変更をお願いする場合が御座います。 ・この空間に来るまでの記憶はPCにはほとんどありません。 ・家族はPCの記憶上は「自分には家族がいたように思う」くらいですが、PLのキャラ作りとして病 気で床に伏せていたPCに家族がどんな風に接していたかは決めてもらって構いません。それらは、「他人から接される上のPCの反応」として体に染み付いたものとしてRPに反映していただいて構いません。 ・病気や何歳頃からなども決めてしまって構いませんが「長いこと床に伏せ続けるような重い病、または体を動かすことが困難な体調」であったこと、「目を覚ました後のPCは詳しく覚えていないこと」だけ満たした上で決めてください。 ・生まれつき盲目で、あなたは外の世界を見たことがありません。空の色も、花の色も、朝の色も夜の色も、色の名前以上にあなたが知ることができる方法はありません。 よって、目を使う技能の取得、および使用はできません。 〈HO1へ報酬〉 現世のCONに+1d6 現世の視力の有無の選択(目が見えることを選択した場合、【手探り】を失う代わりに、振っていた技能値を目を使う技能に振り直すことができる。) 記憶の有無の選択(少しずつ思い出すでもいいし、思い出さなくてもいい。覚えていてもいい。今後のことは、基本的に2人に任せる。)

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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