タグ： チコPC

精神科医（2015サプリ） （医学、化学、心理学、精神分析、生物学、説得、薬学、ほかの言語） 物静かで穏やかそうな男性医師。優しい面持ちと声音でしっかりと相手の話を聞いてくれる先生だと、院内の医師たちにも患者にも慕われている。 ……しかし、それは本人がそのように振舞っているだけで、内面はかなり不安定。 両親ともに医師の家系に生まれたが、両親が雪に愛情を注ぐことはなかった。当たり前のように医者になるようにと教育され、雪はそれを淡々と受け入れていた。自我が非常に薄弱だったのだ。…けれど、それはある少女に会ってから変わっていく。 その子と過ごすうちに、雪は自分というものを少しずつ見直すようになり、またその子の不安定な部分を支えたいと願うようになった。支える方法も、知識も、自分にはわかる。自分のしている勉強に、医者になるということに、明確な目的が加わったのだ。世界が色づいた気がした。 それが愛情なのだと、高校生くらいになって気付いた雪は、彼女と寄り添い続けると誓い…恋人となった。 けれど、彼女との日々は、三年前に唐突に終わりを告げた。 ……信じられなかった。どうして？快方に向かっていたはずだった、のに。 …………信じたく、なかった。 だから、 自分が管理している隔離病棟に、彼女を隠し……保存した。 毎日のように彼女のことを見に行く。その姿を見て、どうしようもない気持ちになる。 こんなことをしていていいのだろうか。それこそ、命の冒涜というものではないのだろうか。 でも、どうしても、そのままにできなくて……彼女に他に親類がいないことが幸いだった……なんて、思ってしまう自分が嫌だった。 君が、どうして死んでしまったのかわからない。けど、今ならきっと、手が届くんだ。 明るい場所へ、君の手をひいて連れて帰れるはずなんだ。 お願いだ、せめて、もう一度だけ……。 もう一度だけ、笑って欲しい。 ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ 一人称：私、俺（仕事中は基本私、恋人の前だと俺だった）　二人称：あなた、君、～先生、～さん 基本的に穏やかで優しい口調。プライベートではもう少し砕け気味。 ◆名前の由来 薄雪草：花言葉は「大切な思い出」「勇気」「忍耐」　英語の花言葉は「noble courage（高潔な勇気）」「daring（大胆不敵）」 ※西洋薄雪草はエーデルワイスの和名 ◆恋人について 暁 小百合（あかつき さゆり）　享年24歳(雪と同い年) 出会ったのは小学校1年生の時。同じ学校の同じクラスだった。 「二人組を組んでね」……学校ではよく聞くお決まりの言葉がきっかけだった。お互いに余りもの。しかも、それは一度や二度ではなく、何度もそうやってペアになった。給食の当番、掃除の場所、体育の授業……けれど、そうして何度も一緒になっても、特に会話が弾むこともなかった。思えば、自我が薄いのはきっとお互いにだったのだろう。 ある日、図工の授業で絵を描くことになった。テーマは「好きなもの」。 思い浮かぶものものもなく、周りの子たちが思い思いのものを描いていく間、真っ白な画用紙の前でどうしようかと思っていると、隣の席の彼女も同じように困った顔でいることに気が付いた。 「ねぇ、いっしょに描こうよ。ぼくはきみを描くから、きみはぼくを描いて」 ……その時、なぜそんなことを口走ったのか、今でもわからない。 でも、なんとなく、このままじゃ彼女が可哀想だと……このままにしておけないと。……思えば、これが最初の情だったのだ。 お互いのその絵はクラス中からからかわれることとなったが、それでも描いてよかったと思った。彼女も、困ったようにだが、笑ってくれた。 それからだ。少しずつ、何となく一緒にいたりすることが多くなって。話すことも増えて。 彼女の抱える悩みを聞いて、一緒に向き合って……そんな日々を過ごすようになって。 いつしか、恋人となったのだ。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ