タグ： びすく家 ロスト

絶賛売り出し中の若手俳優。 外交官の両親の元に産まれるが、海外へ出向く事が多かったために父方の祖母の家に預けられる。田舎にある祖母の家は昔ながらの長屋で、腰の悪い祖母の代わりに、炊事の際にはかまどの火起こしを手伝ったり、米を炊くのに使う井戸水を汲みに行ったり、和やかな毎日を過ごしていた。少し古い型のものではあったが、一仕事終えた後に「ご褒美だよ」と言って祖母が出してくれるお饅頭と共に、特撮ヒーローの録画を見る時間が、兵衛にとってはとてつもなく幸せな時間であった。 小学校に上がる頃には両親が日本に帰ってきており、兵衛は祖母の家から自分の家に戻ることになった。両親は努力によってエリート街道を掴んだ人達であった為に、上昇志向が一般的な親より強く、兵衛に関係する一切の娯楽を禁止して、スケジュールを秒刻みで決め、勉強漬けの毎日を過ごさせていた。そんな彼の唯一の楽しみは下校時間を偽って、近くに住む同級生の家で特撮ヒーローの録画を見せてもらう事だった。しかし、その日々も長くは続かず、連絡用にと渡されていた兵衛のスマホに、いつの間にか取り付けられたGPSにより、嘘をついていた事がバレてしまい呆気なく引き剥がされてしまう。 それからは何の楽しみも喜びもない無機質な日々を過ごしていたが、「この両親から離れたい」という一心で勉強をし続け、かのハーバード大学への入学が決まる。その事が決まってからは大学の近くに移り住み、悠々自適な生活を送りながら、長期休暇の時期になると日本に帰ってきて、小学生の頃の同級生に会いに行っている。 兵衛が昔特撮好きだった事を覚えていた同級生が「ジュ○ンスーパーボーイコンテストでデビューするとヒーローのオファーが来やすい」という事を理由にコンテストに応募、一次選考を通過してしまう。そういったものを断れない性格である兵衛は「魅力もないしどうせ落ちるだろう」となし崩し的にオーディションを受け続けるも、教養の高い面が皮肉にも受けてしまいグランプリを受賞。有名レーベルとの契約が決まる。 現在はニ○アサ枠でやっている五人組戦隊のブルーを務めており、知的なキャラと抜群のスタイルで奥様方にも大人気である。結果的には自分の好きな特撮ヒーローになれて心底喜んでいるが、親にその事がバレてしまう事を恐れて「八木芦　ヒョウ(ヤギアシ　ヒョウ)」という芸名で活動をし、自分の家ではなく長年の付き合いであった為に、恋人同士のような関係である同級生の家に転がり込んでいる。 精神力が低いために他人に依存をしがちであり、本来は臆病な性格であるがブランディング上芸能活動中はそういった面を見せない。普通に細々とドールハウス作りをするのが趣味だが、バラエティ番組などではクラシック音楽を聴くのが趣味とかほざいてる。また、ニチアサヒーローを務めるのに足りなかった技量は得意の努力でカバーした。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ