タグ： ゆめみ探索者

狂信者　 中学生の頃、いじめをしていた。カツアゲ暴力親父狩りなど、先輩と一緒になっていろんな人を虐めていた。 その中でもいじめの標的となったのは自分の幼なじみの男子だった。幼い頃は仲がよかったが、中学生になり朱子は不良グループに入ってしまう。一方幼馴染みは普通に過ごす。 中学生に入り半年が経つころ、先輩と揉めてしまう。先輩とのグループしか居場所がなかった朱子はなんでもするから許して欲しいと告げた。その際に先輩に幼馴染みを虐めろと言われ仕方なく虐めていた。 いじめを始めたからやめるきっかけがなくいじめは3年間続いた。暴力も振るったしお金も巻き上げた。陰口や無視色んなことをした。 その結果幼馴染みは中学三年生の冬休みに入る直前。首吊り自殺で亡くなった。 それを幼馴染みの両親から告げられた朱子は、まさか死ぬほどとは思っておらず軽い気持ちで虐めていたことを後悔した。生まれた頃から仲が良かった彼が、一緒に夏休みに海に行ったりプールに行ったり、ゲーセンで遊んだりした彼は自分の手によって死んでしまった。 彼の遺書からはいじめの事は書かれておらず、最後のメッセージにはこれを見た彼は、まだ僕の事が好きだろうか。と綴られていた。 それを見た瞬間涙が溢れて止まらなかった。自分の居場所を確保するために人の命を奪ってしまった。こんなの殺人と一緒だ、俺が殺してしまった。 朱子は自分のやってしまった事に罪を感じ、中学の卒業をきっかけに地元を出る。 それから一人暮らしを始め高校に通う。 高校に入ってからも、周りではいじめが絶えなかった。 でも止めたら自分が虐められると恐怖を感じ、虐められている人物を見るたびに幼馴染みの泣きそうな顔が脳内を過ぎる。 高校に入学して間もなく自分は不登校になった。 それからネットでカルト組織を見つける。 ここに入れば自分は救われる。幼馴染みに恨まれなくて済む。自分の罪が消える。 そう信じて自分はカルト集団の一員になった。 って感じでお願いします痛くてすみませんすみませんすみません……

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