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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ≪特徴≫ 5-9「ド根性」……抵抗+5% 3-6「格闘センスの持ち主」……キック/組み付き/頭突きの初期値が50 ━━━━━━━━━━━━━━ ≪職業技能P≫ [EDU*10+DEX*10]　選択　差分+20追加 ≪職業技能≫ 言いくるめ/隠す/芸術（刺青/ｲｶｻﾏ）/心理学/値切り/目星/+2つ（◎武道/◎日本刀） ≪職業特記≫ STR+1 EDU-1 ━━━━━━━━━━━━━━ ≪蓮冬　恭司（れんと　きょうじ）≫ 「ハッハッハ！！　なに、なぁに、どうにかなる！」 「よし、ぼくたちがどうにかしてやろう。貸してごらん」 　とある資産家の抱える武力集団の一員。蓮冬の家は代々この資産家に仕える家系であり、その役割は古くからの通例として長男が継ぐものであった。現代における忍ばない忍者の家系のようなもの。本来は双子の兄がこの役に就くはずだったが、兄が家を出た為に彼に役割が回って来た。 　どんな事柄に対しても物怖じしない豪胆な性格であり、基本的に極めて楽観的。様々な戦闘技能に秀でる優秀な戦闘員である。年下に対しては頼れる兄貴分のような振る舞い。迷いがなく、何事も即断即決がモットー。 　向けられた銃口には微笑を。惚けたその間に、銀の刃でその口を切り飛ばしてやろうとも！ ━━━━━━━━━━━━━━ 「こんな家を守りたいと思うか？　あの子の顔を見てみろ。この家は、あの子のことを役を躍らせる道具だとしか思ってないんだ。僕たちのこともそうさ」 「どうして今を生きる僕たちが、昔からの家の慣例に従わなくてはならないんだ」 「僕はこんな家から出たい。気掛かりなのは恭のことだけだ。一緒にこの家を出よう」 「…………ごめん、恭を困らせたかったわけじゃないんだよ」 ━━━━━━━━━━━━━━ ≪蓮冬　恭（れんと　きょう）≫ 「さて、どこに問題がある？」 「ぼくたちは出来ることをするだけさ。いつだって。何も間違ってはいないだろう？」 　本名は恭（きょう）。兄の名前が司（つかさ）である。恭司は自称であり、大して誰も気に留めていないので、そのまま本名のように名乗っている。 　利発だった兄と比べ、幼少期の彼は物事に対する認識が鈍かった。向けられた期待に比例した教育の差もあったのだろう。そのことが二人の未来を隔ててしまった。 　どこか非道な家に対し早々に疑問を抱き家を出ようとした兄に対して、彼は余りに愚鈍だった。兄の不安や切望を理解出来なかった。だから、兄から共に家を出ようと誘われたとき、迷ってしまったのだ。二人の隔たりを理解したのか、そのまま兄は数日後姿を消してしまった。それから兄とは会えず仕舞いだ。 　ほんの少しの躊躇いから、半身を永遠に失ってしまった。 　家の人間は兄を探す気もなく、代わりになる人間はここにいるから構わないという有様だ。一人目は少々賢くし過ぎたという言葉と共に、自分に対する教育が始まった。そのとき、本当に自分たちがただの道具でしかなかったことに気付いた。 　兄に見捨てられた経験や、兄についていけなかった自分への失望から、自分の命に執着出来ない人間。故に大胆不敵にして自己献身の人。どうにかなる、というのは、どうでもいい、ということだ。彼にとって、家も、世界も、善も悪も正しさも幸福も何もかもがどうでも良かった。ただ、あの日の選択をもう一度やり直したかった。 ━━━━━━━━━━━━━━ 「双子って不思議だね。 　生まれこそ同じ身体、同じ顔――――それでも、生まれてしまったからには、決して同一ではいられない。 　どんなに嫌だと泣いても、いつか運命は僕たちを別つだろう。 　どれだけ愛しても、憎んでも、ぼくたちはいつか違う道を歩むだろう。 　どこまでいっても、僕たちはお互いになることは出来ないだろう。 　だから、今だけでいいんだ。もう少しだけ一緒に居たいんだよ。胎の中で壊れて二つになる前みたいに」 「何を言ってるか、分からない？　それじゃあ、僕の本を貸してあげよう。恭でも読めるようなやつを」 ━━━━━━━━━━━━━━ ≪参考≫ ・『蓮（はす）』……花言葉『純潔』『潔白』『救ってください』『離れゆく愛』 ━━━━━━━━━━━━━━ おまけ ≪蓮冬家≫ 　古くは忍者の生業をしていた家系だとか。現代においてもその本質は変わっていない。今は昔から仕えていた家と関係が深い、ある資産家に仕えている。 　通例として長男が家を継ぐものだが、この時代における価値観には既にそぐわない部分があり、これを厭う親も多い。その為、子供が物心つくより先に実子より年上の養子を取ることが暗黙の了解となりつつある。養子として取った者に戦闘員としての役割を継がせ、実子は自由に生きられるように計らうか、家の権威のみを継がせるのである。 ≪蓮冬　幸誠（れんと　ゆきなり）≫ 　いるらしいけど知らなくていい事情によって話したこともない弟。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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