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雅号：鴻江（こうのえ） 本名：白鳥　千帆（しらとり　ちほ） 一人称：私　二人称：あんた、あなた ＃EA553A 特徴表 プロドライバー　運転技能の初期値50％ 影が薄い　隠れる、忍び歩きに+20％ 父と母のことは大好きだった。父と一緒に絵を描く時間が好きだった。母とお茶する時間が好きだった。 同じ年の頃の友達はいなかったが、父と母がいれば寂しくはなかった。 客人も基本はかわいがってくれていた。（と思う） 事件に巻き込まれたのは8歳の誕生日を迎える前日だった。 母と一緒にどんなケーキを作るか相談していた。父が欲しいといったプレゼントを用意してくれていた。 明日は私の強い希望でお出かけする約束をしていた。あまり外に出ることは少なかったから。 しかし、父と母と一緒に誕生日を迎えることはできなかった。 父と母に蠅がたかって、どんどん形が崩れていくのを隣で見ていた。 気が付いた時には警察に保護されていた。 私その時、今日は何日？って聞いたの。 そうしたらね、誕生日から5日も経っていたの。 あの日から、赤色が大嫌いになった。 自分の赤毛だって、どうしてもあの日を思い出させる。 だけど、母と同じ髪だから、これだけは変えられなかった。 あの日から、筆が動かなくなった。 父に教えてもらったことは全部覚えている。そのはずなのに。 将来はお父さんと同じ、立派な芸術家になるんだって言ったのに、ごめんね。 養護施設を出た後は贋作師として働くようになった。 雅号は父と母の名前を使えば犯人が何かしらのアクションを起こしてくるかもと考えたが、両親の名前を汚すようなことはしたくなかったため、やめた。（ガチ） 相手は詐欺師やヤクザ者ばかりで、危ない目にあうことも多かったけど、贔屓にしてもらえることも多くて、何とかやってこれた。 犯人を見つけ出して、必ずこの手で地獄に送る。そして、どれだけ時間がかかっても父の遺品を取り戻す。 それだけを胸に今日まで生きてきたのだから。 黄杜のことも、相方のこともいまいち信用できないが、自分も裏稼業の人間。 信用できないのはお互い様と思って、ビジネスパートナーとして不利益がないなら、と付き合っている。

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