タグ： 琴音の探索者

天才と称される小説家。 高校の時にちょっときまぐれで書いてみた小説をWEB小説の投稿サイトに応募すると、それが大ヒット！ すぐに出版社からオファーが来て若き天才小説家として華々しくデビューする。 だが、小説家として初めて書いた作品は全く反響がなく、次こそと書いたものも中々売れなかった。 焦りもあり、次々と作品を出したがどれも人の心に届かず、次第に周囲からビギナーズラックだっただの、 期待はずれだの冷ややかな目で見られるようになった。 それから後、作品を出すのを止め、文章を書くことを学んだ。 大学に行き、有名なミステリー作家や別のジャンルの小説家のアシスタントとして働き、本を読み、 自分の思考を表現できるようにただひたすらに小説を書くことだけに打ち込んだ。 そして数年後に1つの作品を自社出版で出した。それが「雪幻洋館殺人事件」 始め、誰もこの作品に見向きもしなかったが、ある有名人のツイートをきっかけに注目されるようになり、次第に人気が出てベストセラーとなる。 その途端、帰ってきた天才だのもてはやされるようになるが、実に鬱陶しいなぁと思っていたりする。 ただ、自分の書いた作品が世間に再び認められ、努力が報われたことはとても嬉しく思っている。 その後この作品はシリーズ化され、どれも面白く人気ミステリー作家の仲間入りを果たすことになった。 「雪幻洋館殺人事件」この作品に出てくる探偵の原型は初恋の人。それに自分の理想を詰め込んで創造した。 ---------------------------------ここからネタバレ------------------------------------------------------------------------- Session1：雪幻洋館殺人事件　クリアー 四十万 探(しじま さぐる)/PL鶴屋さん 自分の作品（シリーズ）の探偵がこの事件を経て本物として顕現することとなり、今は探偵兼アシスタントとして一緒に暮らしている。 「ようこそ、こちら側の世界へ」

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