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【個体概要】 プランナーが作り出した古きレネゲイドビーイング(ダークワン)の一体。 落雷によって焼け焦げた古代シダの化石から生まれ、木でありながらその能力は雷に特化している。 ほとばしる雷を避ける事は不可能であり、捉える事もまた不可能。光の三分の一という驚異の速度で走る稲妻は決して手が届く存在ではない。 少し昔の話だが、木の姿で光合成をしていたら私を日陰に休もうとした侍がいたので追い払おうと雷を飛ばした。 そしたらまさかそのまま雷を切り飛ばしながら反撃され手も足も出ずに逃げたことがある……。 私を指さし雷神だと抜かし「我こそはべっきまごじろう！」とか名乗っていたかな？ 鳥の飾りのついたあの刀に雷をぶち当ててやるのには成功したんだがな……結局再会できずじまいだ。やり返してやろうと思っていたんだが。 【レネゲイドビーイング"三代那珠"】 個体としての三代那珠を説明するのならば、正しくプランナー/ゼノスの思想の啓蒙を受け継ぐ者であり、長く人と共にあったヒトの観察者と形容できる。 アーサー王の円卓の時代もモルガンの一派として、陰陽師の時代も八尾比丘尼の一門の尼として落雷の恐怖を人々に刻み続けた。 近代になりプランナーが「マダム・ミヤコ」を名乗っていた時期頃までは彼女の貿易商社の一員として「ミズ・ライコウ」の姿が確認できるが プランナーが都築京香を名乗り始めるころには姿を消している。実際の所では自らを実験体としてFHの研究所で実験を行っており、その間表舞台に現れなかった。 プランナーがFHを去ったのをきっかけに実験に見切りをつけプランナーのいないFHにいる理由もないため同様にFHを去る。 その後プランナーに召喚されゼノス始まりの24人の1人となる。この時ロリ化 生来の性格なのかプランナー程人間の細かな言動の模倣は出来ていないが情緒が育っていない人物を形どるとするならばむしろ合っていると言えよう。 自身を人間や人に交わる存在としてではなく、あくまでレネゲイドの意志を表明する端末の一だと定義づけているためあえて人に対して無理解でいようとしている節が見られる。 達観しているようで達観しておらず、一生命体として見るならばむしろ負けん気が強く、程よく短気。 敵に屈する事が大嫌いで、負け星を付けられた相手に対しては勝つまであきらめる事がない。 自身のアイデンティティに正直で大雨の日を好むが、雨の中家の中でゆったりと過ごすのも嫌いではない。 安全なはずの家の中、突然の落雷に驚き停電の暗闇に恐怖する姿もまた、彼女からすれば人間の可愛らしさを表す姿として好みのものであるからだ。 【ゼノス構成員"雷光"】 ゼノス構成員としての彼女は一言で言ってしまえばゼノス有数の"暴力兵器"だ。 目にもとまらぬ速さで撃ち放たれた質量を持つ雷は敵を逃さないし、雷の速さで動く彼女に攻撃を当てる事は難しい。 あくまで巨大な落雷を敵に当てるようなものな為一撃の威力こそキュマイラやサラマンダーには及ばないが 経戦能力と安定した戦力という意味では全く比べ物にならない能力を持っている。 プラン遂行に武力介入を必要とされた場合投入される"エンフォーサー"としては究極に位置しており プランナーがプランを完成させるためにも乾坤一擲が必要な場面で運用されている。 彼女自身は情報収集を行う事を好むため情報収集能力もそれなりに高い。ただその手際に関しては雑な所も多く、まだまだ学習のさなかにある。

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