タグ： 黒桧 悪魔の唇HO2

【技能】 クトゥルフ神話TRPG2015 P.9　スポーツ選手より 【パーソナル】 一人称：俺　二人称：お前、あんた、呼び捨て 元総合格闘技選手の男。 一部では名も知られていたが、スランプと怪我によりひっそりと引退。 その経験により卑屈な部分があり、自分に期待せず、自身の不甲斐なさと弱さに苦しんでいる。 自身の性質については自覚しながらも必死に否定しようとしている。 腐っていく自分自身を許せず、他人にそれがバレるのを恐れてぶっきらぼうな態度をとりがち。 根は悪人ではない為、それなりに良心的な行動もできるが、それより自己防衛が大事。 積極的に人に関わろうとはしない。 引退後は薬物に依存し、薬を買っていたところ用心棒として麻薬密売組織に勧誘される。 現在はボスの用心棒兼愛人として密売を繰り返している。 【バックボーン】 総合格闘技のヘビー級のアマチュア選手だった。 格闘技好きの父に影響されて幼い頃から習っており、純粋に格闘技が好きだった。 酒癖が悪く、怒ってばかりの父も格闘技の話をしたり、浩久の練習や試合の話をしている間だけは笑ってくれた。 ひたすらに格闘技に人生をささげ、アマチュアとしてデビュー。 若いながらセンスと努力による経験でもって勝ちを積んでいった。 しかし、浩久は天才ではなかった。 大事なタイトルで圧倒的な負けを味わった途端、中々勝てない日々が続く。 父はイラつき、どうしてああしなかったもっとこうしろ、だからお前はダメなんだと罵倒を浴びせられる。 昔からお前はダメだった。期待するだけ無駄だ。とそう言われた。 その言葉で何かが壊れてしまった気がした。 不幸はそれで終わらなかった。 試合中に相手の反則行為により激しく転倒。腕の骨が折れた状態で寝技をかけられ、筋肉が断裂。 その試合は棄権となり、すぐに病院へと運び込まれたが、すぐには治らず、治ったとしてもリハビリに1年、 今までのようには動けないだろうと言われて絶望。 更にその病院で、父が交通事故で死んだことを知る。 飲酒運転で事故を起こした父は、一人の少女を轢いていた。 大けがを負ったその少女の両親は、息子である浩久に慰謝料を求める。 度重なった不幸に浩久は心を病み、アマチュア仲間から渡されていた薬物に手を出した。 自宅でリハビリをしながら時折薬に頼る日々を送っていた。 腕も治ったころで、それでも格闘技から離れられなかった。 違法な賭けを行っている地下闘技場をみつけ、そこのファイターとして再び戦いの世界に身を投じる。 それを知った売人は、麻薬密売組織の用心棒として浩久をスカウトする。 金と薬が手に入るなら、と無意識に暴力を求めていた浩久はどうなってもいいと二つ返事で了承する。 暫く用心棒と、地下闘技場のファイターとして暮らしていた浩久のもとに、ボスが現れる。 荒くれた雰囲気の割に大人しい浩久に興味を持ったボスは、無理矢理浩久を部屋に連れ込み、レイプした。 首を絞められ、腹を殴り、たばこの火を押し付けられた。しかし、それが浩久が求めていたものだった。 何もかもめちゃくちゃにしてほしい。潜在的な願望。 しかし、それでもなお浩久は認めようとしなかった。 ボスを罵り、嫌がった。「ちがう」「こんなのはおかしい」「お前のせいだ」 それを面白がったボスは、本性を見抜いたうえでなにも言わず、愛人になれと命じた。 拒否しても、逃げてもボスはそれを捕まえて嬲る。 いつしか身体はそれを求めてやまなくなった。それなしではいられなくなった。 そして浩久はしぶしぶという体で愛人という立場を受け入れることになった。 それでもまだ。まだ足りていないのだ。 この身を壊しつくす暴力が。

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