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12月28日 山羊座 B型 一人称｢あたくし｣二人称｢〜様｣三人称｢皆様方｣ アジア(タイ)系アメリカ人の女性。 普段はとある酒場、【Deneb Algiedi(デネブ アルゲティ)】の店主しているが、店は時に探偵事務所にもなり、彼女自身が所長としての活躍を見せる。 生きとし生けるものの苦悩に寄り添い解決に導いた彼女の姿を、人は【超一流の探偵】と呼んだ。 物腰が柔らかく常にニコニコと微笑んでいる──ようだが、彼女は過去に不幸な事故に会いその酷い傷跡を常に顔の下半分を暗い色の布で覆い隠している。 そのため彼女の表情を詳しく伺うことは出来ないし、他人には決して素顔を見せようしない。 仮に興味を示すと ｢まぁ、あたくしの素顔が見たいだなんて、夜中おトイレに行けなくなりますよ？｣ と、まるで小さな子供に言い聞かせるかのような口調で窘めてくる。 彼女を知るものから聞けば、彼女には先代所長である旦那と赤ん坊が居たが、約20年前にそれぞれ別の不幸があって先立たれてしまっているらしい。 それ故なのか、彼女はいつも喪に服すかのような黒いドレスを身に纏っている…。 ☆裏の顔 とある宗教団体(ブードゥー教からさらに派生した、呪術的な儀式を用いる宗教)に身を置き、 時には探偵の捜査などにもそれを活用する<宗教家>としての一面を持つ。 きっかけは愛する旦那を亡くし、その後間もなくまだ赤ん坊である我が子も流行病に冒されてしまい 藁にもすがるような思いでこの宗教団体の力を借りるようになった。 だが、医学の力や祈りの力も虚しく赤ん坊は病死。それでも諦めることが出来なかった彼女は｢黄泉がえりの儀式｣に手を染めることとなる。 ｢…旦那様と、お約束いたしましたの。『あの子と共に 幸せに生きてくれ』と だからあたくし どんな手を使っても叶えたくて…｣ 儀式の夜、彼女は廃墟の一室にて儀式のための呪文詠唱をしていた。 不意に彼女が手に持っていた蝋燭の大きく炎が揺れ、彼女の頭に｢××を捧げろ｣という声が響き、彼女はそれを心の中で受け入れた。 その瞬間 廃墟の窓が破られ、突風が吹き荒れた。 強い風で煽られた蝋燭の炎は彼女の貌を焼き、痛みから手を離した瞬間、微かな蝋燭の光の中で彼女はかつて、 いや、今も愛し続けている【旦那様】の姿を目にしたと言う。 彼女はその瞬間歓喜感涙し、真暗闇の中で旦那や我が子に対する懺悔の言葉と感謝の言葉を叫び続けていた。 ｢ああ！旦那様！そこにいらしてくれたのですね！見ていてくださったのですね！｣ 他の者から見たらそれは｢儀式の中、精神が極限状態に達して幻覚を見、発狂した｣状態としか言えなかった。 だが、彼女自身はあの儀式の中で起こった2つのことを信じている。 1つ目は｢儀式が途中までは成功していたこと｣。 彼女が正気に戻り目を覚ますと、彼女の顔面の下半分はまるで焼け焦げているかのように漆黒に染まっていた。 それは蝋燭の炎だけで負えるようなものでは決してない非道い傷跡だった。 彼女はもしかしたら、神に｢捧げていた｣真っ最中だったのだろう。 そして2つ目は｢それを見かねた旦那様が儀式の進行を阻止したこと｣ これは彼女の主観であり希望に過ぎないが、だからこそ彼女は自分の過ちに気が付いた。 自分が死んでしまった愛する人 旦那様の言葉にに囚われるあまりに、確かに生きていた我が子と向き合えていなかったこと。 彼女は自らの愚行に今でも後悔し続けている、が、それでもこの宗教団体に身を置き続けている。 ｢さぞかし、思い込みの大きい女だとお思いでしょう。ですが、確かにあの儀式であたくしは【神様は居る】のだと確信を得たのです。｣ ｢だからあたくし、決めましたの。でしたらその神様の力とやらを、生きている者の為に上手く使えるようになりたいと。｣ ｢…何より呪術は人と人との縁が繋いでくれるもの。お酒の席にはぴったりでしょう？｣ 彼女の選択した道は旦那が営んでいた酒場と探偵業を自らが二代目として引き継ぎ、 その傍らで<宗教家>として活動し、そこで得た知識を探偵業にも活用している。 立場としては神を信仰しているというよりも、利用しているというのが近い。 旦那と我が子が亡くなって約20年、そう過ごしてきた。いつかバチが当たるかもしれない。 ｢旦那様は…あの子は…、こんなあたくしをどう思うのでしょうか｣ ◼️素顔の描写 曝け出された彼女の隠された素顔は、その肌が褐色なことを差し置いてもまるで焼け焦がした羊皮紙のように黒々としており、 黒髪、黒いドレスを身に纏った彼女だからこそ、一瞬｢貌(かお)の下半分を奪われたのでは？｣と錯覚を起こしてしまうかのような、 あまりにも不気味な醜面(スカーフェイス)がそこにあった。 ◇HO　山羊座　ラストネーム「Capricornus」 「逆境を覆す」才能を持つ。 あなたはたった一度だけだが、己を含めたPC全員のSANCの判定を成功に変えることが出来る。 あなたや仲間にどれだけの困難が降りかかろうと、あなたは払いのける力強い才能を持っている。 才能豊かなあなたは、決して最後の最後まで諦めなくていいのだ。 →シナリオ中に自分の才能の重要性を感じることが出来たタイミングで彼女を含めてPCに似せた12人分(13人だった)のブードゥー人形のようなものを作成しPCに手渡す。 中には彼女の髪の毛が編み込まれており彼女が発した術式により一斉に効果を表す。 ｢皆様方、どんな困難が振りかかろうとも、決して諦めてはいけません あたくし達はまだ 生きている。｣ ☆関係者名 ・クラウス…享年33歳 マルタの旦那。21年前、彼の解決した事件の思わぬ報復を受け重傷を負い亡くなった。 キザでロマンチストだがどこか締まらないところある探偵 正義感の強い熱血漢 。 合法ショタとまではいかないが年齢より若く、というか幼く見える男(身長170cm前半) ・アレックス…享年1歳数ヶ月 マルタの息子 アレクと呼び可愛がっていたが流行病に冒され、加えて身体が弱かったため病死。 彼女は今でも｢このままでは死んでしまうかもしれない｣という恐怖から、｢今、生きている我が子｣のことをちゃんと見れていなかったことを後悔し続けている。実際、言葉もまともに紡げない我が子がどんな顔をして笑っていたかすら思い出せなくて辛い。 ☆旦那との馴れ初めとかの過去 マルタは貧しい家庭の産まれ。多数の兄弟がいる中で父が蒸発し家計は火の車 まともに学校に通えるような経済状況でもなくなり、彼女自身も生まれつき身体が大きかったことから年齢を詐称してとある飲食店で働くようになった。 そうなってからは家族とは金銭面に関することでしか執着が生まれず、彼女自身家族に対する愛着が薄い。 彼女が15歳の頃、成人女性だと勘違いして彼女にアプローチをしたのが探偵事務所の先代所長でもあり後に彼女の旦那となる当時25歳、若手の探偵であるクラウスだった。 彼女が自分の実年齢をあかすとクラウスは唖然とし 暫しの間放心していたが、話を聞くうちに彼は彼女の家庭の事情を知り、気にかけるようになった。 それからというもの店やプライベートで、彼女の相談相手として会う日々が続き 少しずつ彼女は彼を信頼していった。 彼女が16歳になった頃、クラウスから｢探偵事務所を持つことになったからアシスタントとして雇われてはくれないか｣という相談を持ち掛けられる。 学校にも行けず教養のない自分が、と彼女は渋ったが、彼はそれも見越して彼女が不自由なく学習出来る環境を用意すると彼女に伝えた。 彼女はそれを聞き、彼の要望を受け入れた。 社会に出るための学が欲しい気持ちは常にあったが、何より彼女はクラウスの傍に立てるような優秀で教養のある女性でありたいと思えていたから。 つまり彼女は、気付けば彼に心底惚れていた。 それからはアシスタントとして懸命に彼の世話を焼きつつ、空いた時間は学習に身を費やした。 クラウスは若くして名を挙げている探偵でもあり、彼女自身も探偵としてのノウハウを学べる機会も多かった。 クラウスの｢酒の席でぽろりと零れた不安や苦悩を解決出来るような探偵でありたい｣という希望で酒場を兼ねた経営するようになった探偵事務所にて、 彼女自身が客の前で自分を彼の｢探偵助手｣だと堂々と名乗れる日になったのは彼女がちょうど20歳。 成人したのもあり、今度は彼女のアタックもあって晴れて想いを伝え 晴れて二人は夫婦となった。 それから数年たち、何とか子宝にも恵まれ 3人は幸せな家族となる──筈だった。 ☆バー兼探偵事務所の店名である【Deneb Algiedi(山羊の尾)】は山羊座の星言葉で ｢慈愛・アドバイザー 情の深い自己犠牲｣ 【特徴表etc】 ・暗黒の祖先→山羊座　ウーツル＝ヘーア 邪悪度→34 デメリットボーナス⁺40 【不定の狂気】 2022.6.26～6ヶ月　幻覚 自分が本来であれば作られた存在だということを思い出しこの世界が0と1で構成された、あの時見た電脳世界がリフレインしてしまう　 2022.10.13～1ヶ月　失語症 言葉を使う技能が使えなくなる　

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