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「私は高嶺遼太です。よろしくお願いします」 「わた、私は、…俺は、！！！彼女の為なら！！！何だってｯｯ！！！」 そこそこいい高校、大学を卒業して可もなく不可もなくな職につき、なんとも言えない給料で生活している。なんの問題もなく何事も人並みにのらりくらりと生きてきた。 そんな彼だが現状には不満がない。より正確に言えば生命を維持することについての不満がない。では何に不満があるというのか。それはこの生活である。別にこのルーティーンが平凡でありきたりだからと言って刺激が欲しいための不満などではなく。 その不満の原因、それは彼の恋人の死である。 彼女と釣り合うために容姿を磨いた。勉学にも励みそこそこの学校に入って卒業した。そして彼女に告白、無事付き合うことになり誰がどう見ても幸せなカップルだったのだ。しかし交際から5年後、職も安定し貯金も溜まった。そろそろ彼女にプロポーズをと大粒のダイヤが乗った指輪の箱を片手に待ち合わせ場所にいけば＿＿彼女は向こう側からこちらを見つけて走ってきて、トラックに、飛ばされたのだ。 そこからはモノクロの世界で生きてきた彼。趣味技能にオカルトや図書館、博物学があるのはどうにかして彼女のを生き返らせようと。もう一度逢瀬をしようと、ただその一心で調べた結果である。 彼の願いはただ一つ。もう一度彼女に会うことである。 そのためならどんな犠牲を払おうと＿＿＿ 彼女とは今はいちゃいちゃラブラブです♡♡ [通過シナリオ] ・何でも買える街 ・問:死の定義を教えてください ［AF］ 青い石の入ったネクタイピン（彼女とお揃い） 一度だけHPを3回復する。 ［後遺症］ 「問9：誰かの犠牲の上に自身の幸福は成り立つのか？」 あなたは人間の生死に関わる選択を行う時、自分を責める幻聴が聞こえる。 人殺し。 その声はα世界の人類かもしれないし、あなたの大切な人かもしれないし、はたまた置き去りにした迷子かもしれない。あなたは77億人の命の上で、今の幸福を掴んでいるという事実を決して忘れてはならない。 ※命の選択を行う際にSANCを行い、1D10/1D現在SAN値の喪失を必要とする。 例：現在SANが50の場合は1D50になる。

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