タグ： 植木蜂探索者 異常性動物シリーズ

医者より、遺体修復師として必要な技能へ一部変更して作成。 一人称：私（昔は僕） エンバーマー（遺体修復師）。 可愛らしい少女人形(名前はピアニー)をいつも抱いている、物腰柔らかな男。 その裏側は死体愛好家であり、家には沢山の死体が眠るように保存されている。これはとあるトラウマから来ているもので、愛しても集めても満たされない心に自分が普通ではないことを自覚し、嫌悪している。 人見知りが激しく、よく1人で人形に励まされる演技をしながら心の平穏を保っている。 お酒は白ワインが好き。かなり強い。 【クリアシナリオ】 ・頭夢児島殺人事件（NORMAL END）KP梅ジャムさん、HO1目帰名黒（名黒さん/PLあすちゃん）、HO2頭夢児英美莉（英美莉さん/PLりずさん）、HO3黒月 雅楽（黒月さん/茉山さん）、HO4大汐 眞琴（大汐さん/PLカリ梅さん）、HO5仰木 結寿斗（仰木さん/higaさん）と共に。シナリオ時期2005年（セッションは2021/04/29終了） ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊以下、頭夢児島HO6ネタバレあり＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ◆HO6：郷里へ帰る旅人◆ あなたの家族は殺された。無残に無慈悲に粉々にされた。 頭夢児島にある或土(あるど)村出身のあなたは、当時の賑わいを覚えている。 多くはなくとも豊かではある人口200人程度の小さな集落。 しかし、その華やかさはたった一夜で奪われたのだ。 横たわる10人一組の死体が描いたあの紋様をあなたは忘れられない。 3人の生き残りのみを残してみんな死んでしまった。 当時名のある領主だった頭夢児家の計らいによりあなたは島を離れたが、時が経過し、受け取った差出人不明の手紙を機にまた郷里へ帰ることになる。 「家族に会いたくはないか？頭夢児島で待つ」 ＊ タイプライターで打たれたたった二行の便箋と鹿児島息行きのチケットを手に、頭夢児島へ帰還することとなる。 友人である蓮と旭を大切に想っており、いつも一緒にいたことから家族同然とも呼べる程の仲だった。 かつては写真好きな父、いつも優しく見守っていてくれた母、人形を着飾るのが趣味の少々勝気な姉と暮らしており、今もどこかでその名残が遥の現在の趣味や性格として残っている。 10年前はどこか抜けていて真面目で他人想いの性格だったが、孤児院での生活やその後の1人暮らしで徐々に変わっていった。 原因は過去の村の事件のせいであることは明らかである。 ”悪夢から目覚めて他人に心配をかけてしまったこと”から「あれは悪夢ではない、どうでもないこと、避けようの無い出来事、受け止めなければいけない出来事」だと自分を思い込ませ、その結果あの光景――特に死体を懐かしむようになってしまった。 そんな本性を隠すために夢だった写真家を諦め、死体と関わることのできる”死体修復師”に。 しかしそれだけでは悪夢からは逃げられず、自分の倫理観すら怪しくなり、他人にそれを言うことすらできなくなってしまった。 そんなある日、粗大ごみ置き場に捨てられていた少女の人形を見て姉のことを思い出し、拾って修理してもらい、自分の心のよりどころとし始めた。 それがピアニーであり、性格はかつての姉そのものが反映されている。 遥自体、ピアニーがただの人形であることは理解しているし、人形を使った声変え演技もただの気やすめだとは十二分に分かっているが、”何かに頼らなければ自分が人として大事なものを喪ってしまう”と思っているため、ピアニーとともにいることをやめられない。 家にある死体たちは皆、遺棄場所を失った者達で、全て遥が修復した後に引き取っている。 「死体を集めれば、あの日の光景の意味も分かるかもしれない」と思いながら、そんなこともなく何故か安心してしまう死体達に囲まれて日々を過ごしている。 因みに人見知りが激しいのは”頭のおかしい自分の本性を他人にばれたくないから”である。 後遺症：火傷(背中)一生消えない過去の傷。 ＊ その後。 友人2人の死に対して、思ったよりもその死を悲しめなかった自分がいた。 そこにあったのは、ただただ後悔と、友人の死に恐怖を抱けない自分だった。 「近しい人間の死だったら、何か変わるかもしれないと思っていたのに」 そう思っていたことすら、もう常人ではなかったのだろう。 ただ、蓮が生きていてよかった。出会った人々が、無事でよかった。 その気持ちだけは確かだった。 この手で元凶にとどめを刺した。 何も気持ちは晴れはしなかったけれど。 ただ、静かに全てが終わったことは確かだった。 【異常性癖一覧】(※あくまで行動指針です。セッション内での過度な異質行動はしません) ・ネクロフィリア　【死体性愛】(あの日から、それに全てを奪われた) ・ピグマリオニズム　【彫像愛】(美しく死を彩る) ・アガルマトフィリア　【人形愛】(君だけが家族)

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