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■オリジナル職業にて作成 【美術商/アートディーラー】 美術品を仕入れ、展示会やデパートのギャラリー、画廊などで顧客に販売する仕事。 オークションに出向くほか、同業者やコレクター、美術家を訪ね、美術品に価値があり売れるか判断し買い付け、顧客のコレクターに販売する。 職業ベース：2015評論家+2015セールスマン 職業技能ポイント：[EDU×10+APP×10] 特記：専門分野における《説得》に+10%のボーナス。 職業技能： 《言いくるめ》…交渉術のひとつ　《心理学》…交渉相手の出方を窺うなど　《値切り》…交渉術のひとつ　《図書館》…画集などを目に通すこともあるため　《歴史》…歴史ある美術品に対しての知識　《芸術(任意)》…専門とする美術品に対しての知識　《ほかの言語(英語など)》…交渉相手には外人も含まれるため　《目星》…美術品に問題がないか等見極めるための審美眼 特徴表 1-4《オシャレ》：いつも身だしなみに気を使っている。APP+1。 6-10《好意を寄せられている》：シナリオに登場する誰かに好意を持たれる。キーパーの裁量で、誰が、なぜ好きなのかを決定する。どれほど好意を寄せているかはD100ロールで決める(数字が大きいほど好き)。 くろばね めい。 中性的な顔立ちをした恐ろしいほどの美人。 “ワタリガラス”と名乗り、美術商を生業としている。 界隈では『死の美術商』と呼ばれており、その名の通り死を題材にした美術品を扱っている。 メメント・モリや死の舞踏などの中世作品から現代アートに至るまで幅広く取り扱っているが、死と言う題材に対して徹底した姿勢ほか、美術商としての手腕などにより一部コレクターから多大の信頼を得ている。 「アートディーラーをしております。ええ、ええ。美しいものは好きですよ。本当に美しいものを、『うつくしい』という言葉で表現することしかできない……何と歯痒いものでしょうか」 「おや。すみません、私は下が見えづらいもので。注意を払ってはいるのですが、難しいですね」 「木を隠すには森の中、と言いましょうか。……冗談ですよ」 通過シナリオ ・渡る世間は殺人鬼ばかり 　→STR-2、3日経過で回復 ※以下、渡る世間は殺人鬼ばかり　HO1秘匿情報 ■HO1：美しい殺人鬼『猟奇殺人』 あなたは 殺人鬼 だ。 そして、美しい人物のことさらに美しい稀有な部位を収集、加工する猟奇殺人鬼でもある。勿論、あなた自身も非常に美しい造形をした人物だ。 知る人は知るだろう、あなたの作り上げた美しい作品を。あなたの気分さえ乗れば、オークションや、懇意にしている権力者に売りだすこともしているかもしれない。 ●特殊補正 APP　➔　18固定 芸術(魅了)　➔　初期値に+50% 全ての交渉技能　➔　初期値に+25% 特徴表①　➔　1-4：オシャレに固定。APP+1、上記と合わせて19固定。 特徴表②　➔　6-10：好意を寄せられているに固定。今回のセッションでは、内容はシナリオ内で決定されている。 ●特殊処理 あなたは芸術(魅了) に成功することで、対象の敵意を一時的(1d3ターン)に喪失させることができる。 ▼黒羽根家 物心ついた時から気付いていた。 自分が食べているものは人肉で、世間とは少し違うと言うことを――。 黒羽根家は由緒正しい美術商を生業とした家である。 父は黒羽根家当主として腕の良い美術商であったし、母はサザビーズに所属するイタリア人のオークショニアだった。 しかしそれも表向きとして、である。 特別な日には美しい人間の肉を食べる。 新年の祝いや誰かの誕生日。 食卓には美しい誰かの首を飾り、並べられるのは血のワインと人肉を挟んだパン。 或いはステーキか、ミートパイか。 『美』を己の内に取り込む。 これは『美』を追及する黒羽根家に代々伝わる行いであるため、鳴にとっても当たり前のことだった。 鳴にとって人生で一番の特別な日は、7歳の誕生日だ。 その日、食卓に置かれた首は、母の顔であった。 「誕生日おめでとう、鳴。私にとっても、君にとっても世界一美しい人間の肉だ。召し上がれ」 父は笑顔でそう言った。 この時の母の死に顔は鳴が知る限り最も美しく、魅せられて暫く動けないほどだった。 首を強請った鳴に、誕生日プレゼントだと父は承諾。今でもギャラリーの一番目立つ位置に飾られている。 現在の黒羽根家当主は鳴である。 母が居なくなってから父は段々と壊れていった。 精神病院に入院しているが、回復の見込みは無いと言っても過言ではないだろう。 最小限に抑えた使用人には代々仕える人間や、分家で構成されているため、不自由なく暮らせている。 また、人肉を食すと言うことは当然クールー病のリスクを伴う。 鳴にそれを問えば、いつ死ぬかもわからない状況下に身を置くことでスリルとして楽しんでいるらしい。 尤も、食人は黒羽根の一族に伝わる行為であるから、遺伝子に免疫力が備わっていてもおかしくはない。 今のところ症状と呼べるものは現れていないことが証明であろうか。 ▼『死の美術商』ワタリガラス 死を題材とした美術品を扱う、というのは勿論表向きだ。 知る人ぞ知る通り名こそ、殺人鬼・ワタリガラス。 美しい人間の首を精巧な造り物のように加工し、マニアに売りつける。 死んでいるのに、まるで生きてるかの如く赤みを帯びた頬、最低限の装飾品と、美しく結い上げられた髪。 腐り落ちないように特殊な液体でコーティングし、それを終えればこの世で一つの像が完成する。 石膏像にも似ているが、それよりも格段に高く売れるだろう。 しかし材料に使われている人間の首は、彼女が飽きたものたち、という噂がある。 黒羽根家のギャラリーには誰より美しい彼女が認めた、本物の美を持つ首が幾つかあるのだとか。 ▼ 黒羽根鳴のターゲットの選び方や殺し方にも拘りは存在する。 出来れば柔らかな肉を持つ、女や子供。 男性を選ぶことは稀だが、作品にしたいと思わせるほどの美貌を持つならば選ぶときもある。 顔が良いことは大前提として、丁寧に手入れされた肌や髪を重視する。 また、対象の健康状態も非常に重要だ。 加工する首、食用とする肉。 殺し方としては、なるべく傷つけたくないのが本音である。 血は美味しいワインとなるのだから、出血量は少ない方が良い。 骨を折ってしまっては後で取り除くのが大変になる。銃弾も勿論のこと。 顔を傷付けるのは論外だ。 これをしてしまったが最後、価値は鳴の中で最低まで下がってしまう。あとはただ殺し、何にもならない肉塊となる以外に道は無い。 まず相手を魅了させ何事もなく近づく。 スタンガンで相手の行動を制限し、急所を狙い隠し持っていたナイフで切りつける。 あとは持参したスーツケースに遺体を詰め込み、自宅の作業場へと持ち帰るのだ。

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