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フォイエット・ツークツワンク ​───────​───────​─────── ＜　薬　師　＞ 職業技能：医学/応急手当/生物学/信用/薬学/乗馬/ほかの言語（英語、ラテン語、ドイツ語）+個人的な関心のある技能１つ 推奨技能：　《薬学》　/　探索技能　/　《医学》 探索者の人柄にそぐうのであれば　：　《考古学》　/　交渉技能 →関心のある技能 図書館 ​───────​───────​─────── 彼はゲルマン系の出身の容姿をしており、外の世界で産まれた為、血縁関係を辿ることは出来ない。 教団の入口に捨てられていた籠の中で泣く赤ん坊を教団が保護しない訳はなかった。 フォイエット、とお包みに縫い付けてあったためその名前を名乗っている。 ツークツワンクとは、己で付けた皮肉の名前だ。 チェス等のゲームにおいてツークツワンクは相手から直接の狙いはないにもかかわらず、自ら状況が悪化する手を指さざるを得ない状況のことを言う。言い換えると「可能ならパスしたい局面」である。 教団と自分の関係性を思えば、この名前が適切だと思い、皮肉を含めてフォイエットと共に名乗り始めた。 『ニホン支部』においてある程度浮いている自分の容姿や名前に関して、あまり気にもとめていない。 様々な自己の構成要素から、恐らくはゲルマン系、ドイツの血統だろうと自分に対して診断している。 両親の存在は知らないし探す気は無い。両親への興味も薄い。 映像記憶能力の持ち主で1分間に2000字を読みそれを記憶することが出来る。 (※成人男性の平均速度は200から300字) 自分が薬師として優れているのはそれのせいだと信じて疑っていない。 違うかもしれないと言うのに。 映像記憶能力とは、一度見たものを忘れない能力。 物心ついたのは三歳頃だが、映像記憶能力は七歳頃から発現した。 能力について簡単に説明する。 彼はカゾクも特におらず信仰心も特にはなかったが、生活するために一人、教団にいた。 その頃、後ろを着いて回る少女がいた。本を読むのに邪魔ではあったが、何となく一緒に過ごし、カゾクとしては傷を付けなかったが共に過ごした幼い少女は喜怒哀楽がクルクルと変わり、妹の様で愛らしかった。 しかし彼女が自分にプレゼントを、と少しだけ教団外に出た際、追いかけたフォイエットは目の前で幼い少女が攫われようとする様、泣き叫んだから癪に触ったのか誘拐犯に目の前で殺される様を、見てしまった。 今でも意図的に思いだそうとし、目を閉じればコマ送りで美化も劣化もなく思い出せる。 悲しいという感情を初めて知った。 しかし、深く泣き喚くということも出来ない。 こういう時何をすればいいのか、をフォイエットは知らなかった。 喜怒哀楽は妹のような少女がよく見せていたから、本の中と少女の反応からしか知らなかった。 だからその少女が死んで、どう反応すればいいのかも分からなかった。 ただ、一筋涙が零れ落ちたのを不思議に思った。 アンと出会い、少女の様子をみて持ち帰り、三日三晩誠心誠意看病したのは着いて回ったあの少女を想起させたからに他ならない。 アンの提案に応じたのは、もう一度妹を作ってみたかった。 いや、次こそは守ってみたかった、からだと思っている。 見目麗しい女の子の体に傷をつけるのは、非常に躊躇われた。 女の子の顔に傷をつけたくは無かった。 しかし、薬師としては手に傷はつけたく無かった。もし指が動かなくなれば問題だ。 相談し、互いの項に横一線の傷を入れた。 己の襟からは出て見える程度、アンが髪が長くともその髪を揺らせばちらりと見える程度の傷だ。 首の後ろ半周をスパリと刃物で傷つけた。 アンと面会の機会が少ない事、仕事の内容に日々、生まれ育った教団への不信感を募らせているものの、アンと離れる訳にも行かないし二人で外の世界で逃げて暮らせるとは思わない。 極めて冷静的に、仕事に徹して過ごしているが、不信感は日々募っている。 アンと会えない日はアンの記憶を映像記憶能力で思い出す。 美化も劣化もない、アンの記憶を瞼の裏で見ることは彼の癒しに繋がっている。 感情の出し方が非常に下手。 無表情あるいは難しい顔をしている事が多く、常に瞼の下にクマがある。 その剣幕で近くに余り人は寄ってこないし、会話は致命的に対人能力が欠落している。 例えば好物の桃を知り合いに貰って嬉しい時 数秒間暫く考えて 「桃は数年で成木になり大きな実を収穫できますが、正しい薬剤散布の手間と技術が必要です。この桃の薬剤の数値を測っても良いでしょうか」と返す。 これは彼なりに数値が低ければとても嬉しい、ありがとう、という意味だが恐らくは相手には通じていない。 外の世界へ出る機会があった時に理不尽な喧嘩を売られても 「貴方は以前から怒りやすいのですか？そうでないなら診ましょうか？急激な怒りの感情の増幅は、脳萎縮の可能性が高いですよ」 と淡々と返す。相手が食らいつくようであれば 「つまり君は今頭に異常を来たしている可能性が高い。私に構うより、早めの診療を勧める」と返し、殴られる。 彼自身が怒ることは ①アンが理不尽な扱いを受けた場合 ②自身の作る薬に対して改悪を施された時 ③自分の部屋(パーソナルスペース)を誰かに荒らされること にほぼ限られる。 外で殴られたりする、仕事を大量に押し付けられるのはこのセカイでは良くあることなので、怒りに含まれない。 好きな事：薬を触っている時間、このセカイではもはや貴重となった本を読む時間(分野は問わない)、瞼を閉じて様々な楽しかった記憶を思い出す時間、外の世界を見て回ること。 好きな食べ物：桃。フルーツ全般。 トーストとスクランブルエッグ。珈琲。 嫌いな事：部屋を荒らされる事、アンが理不尽な扱いを受ける事、己の薬に改悪が施される事、本や薬包紙や薬の調合を記した紙を破られたりすること。 嫌いな食べ物：ハッカ飴、ミント。 チョコミントアイスを食べる人間を見て怪獣を見た人間の様な反応をする。 一人称 「私」気を許した時「俺」 基本敬語、気を許すと敬語が砕ける。 二人称「貴方」気を許した相手「君」侮辱したい相手「貴方様」

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