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「碇を上げろ！旗をふれ！ 　恐怖に押し潰されるだけが人であろうか！否！否である！ 　銃を取れ！怒号を上げよ！ 　今こそ人が獣に帰る瞬間である！ 　われ等は獣、狼は群れでこそ強くある。 　私の指揮に従うならば、私は全てに応えよう！戦争だ獣ども！」 ▼ブラッドチェスター帝国 総統閣下の統べる軍事国家。 多数の軍艦を保有し、陸、海ともから攻める戦法はまさしく「血の砦(ブラッドチェスター)」と歌われた。 比較的小さな海に面した国ではあるが、立地的、宗教的な問題等様々な火種が存在し、主に内戦の絶えない国であったが、総統閣下による国家団結、思想の統一化政策により内紛を沈静化、諸外国にその矛先を向けることとなる。 軍事的な収益で経済が回っている。 徴兵制度が定められており、原則10～18迄の兵役が義務とされている。 18で一度は退役となるが、必要とあらば誰しもが武器をとる、そうしなくては生きていけない社会が構築されている。 それは異常でもなんでもない、そうあるべきと総統閣下が仰られた、ただそれだけのことだ。 ローウェル・コナリーは一般的な戦争遺児だったが、 徴兵され参加した兵役最後と思われた戦地にて当時の上官(前任の将軍)が人質にとられ、 その場で上官ごと敵の頭を撃ち抜き射殺。 当時射殺した上官こそが第三次世界大戦開始時の「将軍」であり、 戦争遺児であったローウェルにその名を与えたのもまた彼だった。 当時18歳、退役をまじかに控えていたローウェルは軍法会議にかけられ、 「お前の正義を証明して見せろ」と総統閣下により将軍に任命される。 幸か不幸か、それが青年から退役という選択肢を潰し今に至る。 息子が一人いるが認知はしていない。 勿論顔も見たことはない。 大戦のさなか、負傷によりベットにて動けずにいたさい、忍び込んだ女により種を盗まれる。 その後「子供が生まれた、あなたの息子」と手紙にして知ることになる。 総統閣下の指示のもと動いていたため、本人は諸外国になんの恨みもない。 侵冦・略奪・征服、ただそうあるのが我が国の軍人だと教えられて育ったある種の負の遺産。 とはいえ、常識が凡て欠如しているわけでもないため「楽しかったが、まぁ当然のことだ。いつか幕は降りると思っていた」と笑い大人しく連行された。 ローウェル(若い狼)　コナリー(勇敢な猟犬) 【蹂躙するは我が手にて】 "世界に祝福を、我らに喝采を！愛しき同胞に幸いを！" 同行(フレデリク/エイダン・ウォード/ササゴク・西・ダールケン) 取得アーティファクト 【加工された時の時計】 『時の時計』を小型化・軽量化したイス人の発明品。 見た目は赤い宝石が散りばめられた銀色の勲章。 本来の”時の時計”は使用するための手順が存在するが、本勲章はイス人の手により加工され、 「針を行きたい時代へ合わせ、MP5を消費する」と「所有者を望んだ時代へ肉体ごと転移させる」 アーティファクトと変化している。 ※このアーティファクトを持った探索者が別の時代のシナリオへ行く際は、必ずKPに許可を貰ってください。 ※また、「本シナリオに参加した探索者は時間移動が可能となる」事は明言して大丈夫ですが、 ネタバレを避ける為「イス人から貰った”銀の勲章（加工された時の時計）”によって行える」事は伏せてください。

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