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口調:｢私｣｢〇〇、〇〇さん｣｢〜だな、〜です｣ サンゴは殺した弟の名前、本名は何座木 カサゴ。 優秀で心優しい弟を憎んでいた。 弟は笑わない人間だったが、正義感が強く紳士だったため、その無表情は「知的」「高貴」などと言われていた。 容姿端麗スポーツ万能成績優秀な弟に常に劣等感を感じ、後から生まれたくせにと疎み嫉妬していた。 自分は勉強が苦手で陽の光や外の空気が嫌いで運動も出来なかった。人と距離を置き身なりに気を遣わず自分を卑下する人間だった。 自分が浴びるのは「侮蔑」「嘲笑」。 なんともないフリをするためによく笑う人間だった。その笑みは不気味で、更に人から嫌われた。 自分より幸せな人間は全員死ねばいい。ぶち殺してやる。自分より幸せな人間＝自分以外の全人類…という思考。 弟を殺した後、弟の名声を受け心を満たすために名前を変え身なりを整え勉強に励み弟になりきった。 それでも人間に対する劣等感と殺人衝動は根深く残っていた。 頑張れたのは弟という人間を完全に殺すため。サンゴという人間は自分だと証明するため。完全で完璧な殺人と、完全で完璧な人間を手に入れるため。 作成日:2020/02/20 Heaven and Hell

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