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藤崎　夜月（ふじさき　よづき：よる） (本名は夜月。しかし通称は夜。本名は陽菜以外誰も知らない) いつも死んだ魚のような目をしている、非常に腕の立つ殺し屋。口が悪く柄も悪い。 仕事の成功率は100％。 刀を好み、銃の類は使おうとしない。 後天性の隻眼。前髪を伸ばして右目を隠している。 背が低いことを気にしており、チビやそれに類する単語を耳にするとキレる。 暗黒の祖先（29）シャンタク鳥 ・隻眼(右目) ・脾臓欠損 【夜月の過去】 家族とは8歳で死別。 家族と共に暮らしていた頃の夜月は貧しくも非常によく笑い、3歳年下の妹を非常に可愛がる、妹思い・家族思いの明るい少年だった。 しかしある夜、ウルティオ教団の狂信者によってイェグ=ハ召喚の生贄にするという名目で目の前で両親が殺され、せめて妹だけは、と夜月が自身の体で庇い、必死に守ろうと抵抗するもその甲斐虚しく、妹も夜月と共に刀で串刺しにされるように貫かれて死亡した。 両親と妹の遺体は、他の町人の遺体とともにイェグ=ハに捧げるためにと用意された祭壇の炎へと投げ込まれてしまったため、骨すらも残っていない。 ちなみに夜月が炎に投げ込まれなかったのは、たまたま少年の死体の数が間に合っていたから。 夜月の死体は無傷(?)のままその場に放置されており、遅れてやってきた狗又がそれに気付き、死者の蘇生を施した。(※その際に代償として右目を失ったが、狗又は夜に一度死んでいるという事実によるショックを与えないため、ウルティオ教団の所為にして誤魔化す) 以降、保護してくれた狗又の元で育つ。 元の明るさはすっかりと消え失せ、死んだ魚の目をした少年に。 家族を無惨に殺したウルティオ教団を心から憎んでおり、邪神を信仰する彼らを根絶やしにしたいという一心で狗又に頼み込み、剣術を習った。 ちなみに夜月が頑ななまでに刀しか使わないのは、妹(と自分)を殺した凶器が刀だからこそ、復讐心を一欠片も忘れないためにという思いから。 12歳の時に狗又の命を受け、単独で教団関係者の殲滅に参加。 その際、夜に追い詰められた陽菜の両親から『教団に関する記憶を全て消す代わりに娘を助けて欲しい』と彼女を託される。 しかしその時は頷いて見せたものの、夜は家族の仇であるウルティオ教団幹部の彼らとの約束など反故にして、陽菜も殺すつもりだった。 が、両親の手で教団に関する記憶を奪われ、気付いた時には目の前に変わり果てた両親が転がっているという状況に、混乱したまま泣き叫ぶ陽菜を目にした瞬間、夜は在りし日の妹の姿と重ねてしまい、手を下すことができなかった。 以降6年間、陽菜とバディを組み、彼女の巻き込まれ体質を利用して殺し屋稼業に励む。 【DOGMA後】 猿楽によって死に追いやられたものの、再び狗又に蘇生を施してもらい復活。その際に代償として臓器(脾臓)を失う。 無事にイェグ=ハを退け、猿楽を失ったウルティオ教団を根絶やしにした後、自身の復讐は終わったため陽菜に両親の仇である自分を殺すようにと促すが、陽菜はそれを拒否。今までどおりバディであり続けることを選択し、夜月もそれを受け入れた。 なお、臓器の欠損による体力と免疫の低下について、以前のように体を酷使した依頼は受けられないという現状を理解しながらも、陽菜には知られたくないという思いから夜月は必死に隠している。

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