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相方宛の遺書 これを読んでいる時、俺は既に死んでいるだろう。 俺がどんな死に方をしようが、それは構わない。お前が生き残ってくれていれば俺はそれでいい。 お前は、お前の両親は俺が殺した。言い訳はしない。お前の両親からの遺書も受け取っている。俺がなぜ、あの時お前を孤児院から助け出したか、それは自分でもわからない。だがお前の両親は殺しこそやっていたが、決して悪い人間ではなかった。俺はお前の両親と知り合いだった。 俺は、お前の両親を殺したことだけをいつも後悔していた。その贖罪の気持ちがあったのかもしれない。 俺が今までお前に教えた技術と、俺の残しておいた金を使えば、恐らく一生働かなくてよい生活を送れるだろう。 お前と過ごした日々はとても充実し、楽しいものだった。人を殺し、自分自身を殺していた俺の心に、安らぎと光を灯してくれた。ありがとう。 これを読み終わった後は、この遺書は燃やして捨てろ。 相方の両親からの遺書 ○○(相方の名前)、大きくなったか？お前の成長を見られなくてとても残念だ。 残念なことに私はこれから死んでしまう。後悔はないと言ってしまえば噓になる。だが私は殺されてもいいことを、何度もしてきた。しょうがないことだ。 まだ小さいお前に苦労を強いることになって本当に申し訳ない。お前は幸せになってくれ。

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